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【標語】気をつけよう「win-win」「シナジー」「キックオフ」


株式会社ユウキノインのさこっちです。
仕事柄、色んな方に人をご紹介いただいたり、交流会で出会うことがあるのですが、数を重ねていくうちに「あっ…(察し)」となった人に多いと感じた口癖の個人的なメモです。

ですので、その言葉自体をなんら否定するものではありません。
あくまで個人の感想です。

「win-win」は自分の勝ちしか考えてない。

「貴社と当社がwin-winの関係になるよう」→ならない。
「当社の持つ◯◯が貴社の◯◯とシナジーを」→生み出さない。


基本的に彼らの話はwin-winにならないし、シナジーを生み出さない。
話を進めていくにつれ、明らかにこちらを利用しようとしている、踏み台にしようとしているということが透けて見え、びっくりするほど利己的な内容になっていることが多かったです。

まわりに実際に見聞きした事例では、ターゲットとされた「貴社」のサービスを「当社」が真似る、FC契約のような状況から、サービスを改悪し、乗っ取るみたいなケースもありました。

シナジーは相乗効果や共同作用という意味を持っている言葉ですが、シナジーを多用する人は相乗ではなく便乗しか考えてない。

ということで、
「win-win」を多用する人は基本、自分の勝ちしか考えていない。
「シナジー」を多用する人は相乗効果ではなく便乗効果しか考えてない。

※個人の感想です。

「キックオフ」は口だけの散らかし屋さん。

SNSで散見されるのですが、経営者が「今日は◯◯のキックオフ」とポストしまくっている投稿。
「あれ?あなた、こないだもキックオフしてませんでした?」
と思うことも少なくありません。

そのキックオフしたやつ、後々全く見聞きすることがなく、その後どうなりました?とツッコミたくなることもしばしば。
それだけキックオフだけ繰り返してたら、ピッチの上、ボールだらけになって選手がコケますよと思います。

実際、多くの人を集め、ボールを転がしまくり散らかしているだけのような人がいることを感じます。

これと併せて気をつけたいのが「連携協定」
「◯◯と連携協定を締結しました!」と大々的に発表した後、それについての動きが全く見えてこないものも多いですね。

キックオフしたら、タイムアップまでやり抜きましょう。
連携協定を結んだらちゃんと連携しながら進めましょう。

散らかしたらお片付け。保育園児でもやってます。
あと、広げる風呂敷は自分がたためる範囲まで、広げたらたたみましょう。

「◯◯さんと仲良くさせてもらってます」

これには、何度も痛い目に遭わされてきました。

◯◯さんが、面識のない有名人の場合は「ほ~ん」で済みます。
「なんかすごいですね(その方が)」で済みます。

でも、厄介なのが共通の知人の名前で、自分が懇意にしている方の名前が出てくるパターン。

なまじ心のハードルを下げてしまい、土足で踏み込んで来られ、
「ちょっと◯◯さんのお知り合いの■■さんが!!!」と◯◯さんに言うと
「え?1度挨拶したことあるぐらいで別に親しくもないよ?」みたいに返ってくるパターン。

仮に、■■さんが◯◯さんと仲良くでも、僕と■■さんが仲良くなれるわけじゃない。
人間関係もじゃんけんみたいな相性があるもの。
ということを肝に命じていきたいです。

イノベーションにも気をつけたい。

おまけ。これを連呼する人も信用ならないとSNSでコメントをいただき、確かにあるある!と思い追記しました。

「イノベーションを起こしましょう!」→起こした試しがない。
いやあ、これも本当に、イノベーションを多用する人で、「おお!この人イノベーション起こしやがったぜ!」なんてのも見たこと無い気がします。

本当にイノベーションを起こす人は、それがイノベーションだなんて思わずに、面白いからやりたい!と突き進んでいたり、何かを変えたいという信念のもと、不言実行で実現しているように思います。

気をつけよう「win-win」「シナジー」「キックオフ」
これらを多用する人に相まみえたときは、眉毛にツバを塗って臨みたいと思います。

ということで、皆さん、当社と貴社のwin-winな関係を築く、シナジーを生み出すキックオフミーティングでイノベーションを起こしませんか?(しません)


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