旅の始まりはビールで
こんにちは。今年も残す日は数えるばかりですね。
私は年に一度、子供たちから休みをもらって一日だけ日帰りで旅に出ます。建築を観るのが好きなので、目的地までのフライトを予約して、日帰りのプランを組みます。
私の家の子供たちは7歳と5歳になり、分別がだいぶついてきました。それでも泊まりで家を空けることはハードルが高いんですよね。それで、一日で帰ってこれる場所を探して、見たかった建築のある場所へ行きます。
この日ばかりは、私にとっては非日常です。子どものことは大好きだし、大切に思っているのは間違いないのですが、たまには一人の時間も欲しい。だって何といっても、自分の人生なんだし、ということを考えたりします。
そして、この日帰り旅の始まりはいつもビールなんです。ラウンジに座って、朝から頂く一番搾りの生ビール。これによってふわっとした気持ちで出かけています。
ひとりめの子供が生まれて以来、行った一人旅の目的地は、金沢、高松、そして今回の山口県宇部市です。
金沢は、谷口吉生さんの建築が目当てで行きました。鈴木大拙館は、コンパクトで静謐でした。SANAAの21世紀美術館は再訪でしたが、何度行っても魅力的でした。
高松では、丹下健三氏の香川県庁舎を観れました。建築そのものも良かったのですが、内部にちょっとした丹下さんに纏わる写真展示があり、丹下研究室の面々の表情が素晴らしかった。
そして、山口県宇部市。村野藤吾氏の建築をまとまって観れる素晴らしい土地です。
私は性格なのか、普段はわりとプレッシャーを感じながら暮らしているみたいです。この一人旅くらい、そこから解放されていたいな、と。そのカギみたいなものがラウンジのビールですね。
朝にビール飲むと運転できないですけどね。でも運転もプレッシャーになるから、今日くらいは運転しません。
子育てで毎日クタクタになっています。サポートいただけたら子供のためにありがたく使わせていただきます!