長年飲んできた抗うつ剤の変更

2週間に一度の精神科の通院。

生理初日。

ここ3ヶ月くらい生理前のメンタルの調子が悪すぎる、というかもう、おかしい。狂っているのだ。

満員電車だろうと道端だろうとお構いなしに大粒の涙がこぼれ落ち、脳内では人生大反省会が行われ、死にたい死にたいと大騒ぎだ。

金曜の夜は新宿のオフィスからの帰りの満員電車でやっぱり涙を垂れ流し、訪れた死にたいタイムを分析するべく、嗚咽を漏らしながら猛スピードのフリック入力でスマホのメモ帳に心境をメモる。

結局いつも「子ども系」がトリガーになって人生大反省会が始まることが多い。
そして元旦那さんと息子への申し訳なさに押しつぶされていくのだ。
その後、自分の人格への攻撃、ここから先の人生に対する絶望で締め括られることが多い。


スマホの画面を見せると、こうやってメモを取れるようになったこと自体を先生は褒めてくれた。

「これを書いたあと、鎖骨ラーメンさん自身はどう思いましたか?」
「えっと、また同じこと言ってんなーって思いました」
「なるほど。そうですね。そこまで頭ではわかってるんですね、だいぶ進歩してますね」


私はだいぶ元気になってきた。

「どうですか、だって考えてみてくださいよ。昔の自分と比べてどう思いますか?」
「うーん、一年間も会社員やってきて、よくやってるなって、思います」
「でしょう。すごいですよ。改善のしがいがあるってもんですよ、鎖骨ラーメンさんは。反省してそれを次に活かそうとする力がすごくある」

先生の言葉にまた涙を垂れ流す。「そうかなぁ。ありがとうございます……」


「何か心配なことや気になることってありますか?」
「そうですね。ここ最近本当に生理前がひどいので。昔、2017年くらいですかね、PMDDで退職まで行ってしまったことがあって。いまの抗うつ剤がどんどん減っていったときに、またああなったらどうしようって不安です」
「なるほどね」

先生は少し考えてキーボードをカタカタ叩きながら言った。

「いま鎖骨ラーメンさんが飲んでいるサインバルタは『ノルアドレナリン再取込み阻害薬』というやつで、すごくわかりやすく言うとやる気を出させる薬、みたいな感じなんですね」
「はい」
「でも鎖骨ラーメンさん、やる気はありますもんね」
「ですね!笑 かなりやる気満々ですよ」

「だから、そっちを減薬して、『選択的セロトニン再取込み阻害薬』の方にしてみましょう」
「ふむ……」
「PMDD含む生理周期に関係する不安感を軽減させてくれます。長い目で見たらいまそっちに切り替えると良さそうです」

セロトニン:過敏さを軽減して不安や落ち込みを改善
ノルアドレナリン:意欲や気力の低下を改善
ドーパミン:興味や楽しみの減退を改善

抗うつ剤(抗うつ薬)とは?

新しい薬はエスシタロプラムという名前だそうだ。

初期の副作用に吐き気があるということで、正直かなりビビっている。これを乗り越えて、いま半錠なのを一錠にして、落ち着いてきたら今度はデュロキセチン(※サインバルタのジェネリック医薬品)を減らしていって最終的にはなくす。

デュロキセチンの離脱症状も、すでに何度か飲み忘れたときに経験しているが、かなりしんどい。乗り越えられるのか。

だけどいつかはお薬ゼロで過ごせるようになりたい。だから、がんばってみる。

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