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日経平均株価のバブル後最高値更新で思うこと

2024年2月22日に日経平均株価がバブル後の最高値を更新しました。実に34年ぶりの最高値更新であり、終値は39,098.68円となりました。
今回はこれまでの日経平均株価の推移を振り返るとともに、私が思うことを書いてみたいと思います。


1.リーマンショックから金融緩和、世界的な株式の値上がりへ

現在、サラリーマンとして働いている方にとって株式相場における大きな出来事としては、2008年の『リーマンショック』ではないでしょうか。日経平均株価はリーマンショック後の2008年10月にバブル崩壊後の最安値を更新して、一時7,000円を割り込みました。その後も東日本大震災やコロナショックなどで株価が大きく割り込むこともありました。
一方で、世界的に金融緩和や世界経済の成長等によって株価の上昇が続き、アメリカのダウ平均株価は2000年から10倍以上となっています。
日経平均株価が過去最高値を更新した要因としては、日本を含む世界的な金融緩和や世界経済の成長に加えて、円安の進展、ユニクロなどのグローバル企業の成長、半導体関連等のハイテク銘柄が相場を牽引したことだと言えるでしょう。

2.これまでの10年とこれからの10年

約10年前の日経平均株価はだいたい1万円台で推移していました。もしその頃に日本企業の株を購入して現在まで保有していたとしたら、株価は2倍~3倍にまで増えていたでしょう。しかし、10年前の段階で10年後に日経平均株価が過去最高値を更新すると思っていた人は、決して多くはないでしょう。
では、これからの10年はどうでしょうか。もしかしたら現在の日経平均株価は4万円台や5万円台といったところまで成長する段階の過程に過ぎないのかもしれません。一方で、株式相場の歴史は上昇と下降を繰り返してきました。これからも右肩上がりに上昇しつづけるとは限らず、暴落するタイミングもあるかもしれません。つまり、今後10年後の相場を見通すことは極めて難しいのです。

3.これからの投資はどうするべきか

では、これからの投資はどうしていくべきなのでしょうか。
結論から申し上げれば、これまで私がnoteの記事で再三書いてきたとおり、サラリーマンの方であれば『余裕のある範囲でインデックスの投資を積立で続けること』になるかと思います。
株価が上がり続けている中で過度な投資をすることは、高値を掴まされることがあります。一方で、株式投資を怖がっているばかりでは、今日のような株価の上昇における恩恵を得ることもできなくなってしまいます。
インデックス投資は低コストで分散投資ができるため、先の読めない相場の中でも一定の成果が挙げやすいかと思います。また、インデックス投資は目先の相場変動に一喜一憂する投資ではないため、心穏やかに投資をすることができるでしょう。

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