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あしあと


むかしむかしのお話です。
東京の四谷にあるキリスト教関連の商品を販売しているお店を、旅の途中で見つけました。
若い頃の私はマザー・テレサや渡辺和子さんが好きで、キリスト教に興味があり勇気を出して入ってみました。

マザー・テレサさんのカードや美しい絵葉書などを購入しました。


その葉書に書いてあった詩をふと先日思い出しました。
お友達に送ってしまい手元にはありませんでした。

あなたの好きは詩は?
そう聞かれて最初に浮かんだのがこの詩でした。

ネットで調べて見つかりました。

よろしければ読んでみてください。



あしあと

ある夜、私は夢を見た。

わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。

暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。

どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。

一つはわたしのあしあと、もうひとつは主のあしあとであった。

これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、

わたしは、砂の上のあしあとに、目を留めた。

そこには一つのあしあとしかなかった。

わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。

このことがいつもわたしの心を乱していたので、

わたしはその悩みについて主にお尋ねした。

「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、

あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、 

わたしと語り合ってくださると約束されました。

それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、

ひとりのあしあとしかなかったのです。

いちばんあなたを必要としたときに、

あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、

私にはわかりません。」

主はささやかれた。

「わたしの大切な子よ。

わたしは、あなたを愛している。

あなたを決して捨てたりはしない。

ましてや、苦しみや試練の時に。

あしあとがひとつだったとき、

わたしはあなたを背負って歩いていた。」


いつもそばにいてくれる
いつも一緒に歩いてくれている
あなたにもいるよね
気づいていないかもしれないけど・・・

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