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2023年、積んだままの本たち

「本を読みたい、勉強したい!と思ったとき、なんで家の中の本を読むんじゃなくて本屋さんに行ってしまうんだろう」

世界の新々七不思議に選ばれそうなこの謎を解決できぬまま、年を越してしまいました。

積まれたままの本は、私が興味をもっていた物事の轍でもあります。眺めているだけで、去年やろうとしていたことと、やらないと決めたことが見えてきます(よね?)。

この思いつきから「2023年の積読を披露し合おうぜ」とコミュニティで持ちかけたところ、参加してくださる方が何人もいてめっちゃありがたかったです。ニヤニヤしながらnoteを読み、欲しい本リストを増やしていくうちに、気がつけば年を越し、今や2月の足音が聞こえてきました。なんならお正月休みにいくつかの積読を読んでしまいました。どうしてこうなった。(こちらの謎も世界の新々七不思議にノミネート決定です)

気を取り直して。

家のなかに散らばった未読の本たちをかき集めたところ、それぞれ「〇〇したい」気持ちで買ったものたちだったので、気持ち別に分けて紹介します。「分かるぅぅう〜!」となった部分だけでもご覧ください。




自分の好きなデザインを見つけたい

2023年頭、謎の方向に意識が高かった頃に積んだ本。

……わからないことがわかったので、深掘りしすぎないことに決めました。

本ではないけれど、中之島美術館の記念展にも足を運びました。

展示品を見ながら「これはデザイン?アート?」と自分の中で分類しつつ、好きかどうかもメモして行きました。で、集計した結果、どうやら私はアートよりもデザインの方が好きみたいだ、と気がつけました。

特に、プロダクトデザインとやらが面白そうです。

が、仕事と直結しなさそうで、優先順位が下がり気味です。

ひとりで美術館に行くのは楽しかったので、この習慣だけは続けようかと。

美術館に行くたびに、好きだなぁと思った絵のポストカードや複製を買って机の周りに貼っていたら、海の絵が多いことに気がつきました。そういえば、昔は青色が好きだったなぁ……。


読まなかった文庫本たち(芥川賞の本を初めて読んだ時代)

「むらさきのスカートの女」が面白すぎて、数年分の芥川賞作品を舐めるように読んでいた時代がありました。

「お文学」になんとなく抱いていた苦手意識が払拭されたので、ついでに超有名な人の本も読んでみよう、と思って買いました。正確には、買って積みあげました。一冊ずつ紹介できないので貼ります。

是枝さんと村上春樹氏の本はちょっと違うけど。

特に左側4冊の意識の高さに震えます。意識の高低差で風邪ひきそう。実家で読もうと思った夏目漱石や太宰治はもはや実家に置いてきてしまいました。

こういう本は、たくさん積んでしまうと塊に見えてしまって手を出せなくなるので、どれだけ意識が高かろうと1冊ずつ買った方が良さそうですね。

「意識の高そうなステキ本棚」としてインテリアに一役買ってくれていましたが、売ったお金でオサレなポストカードや複製原画を買った方がステキ本棚になりそうですね。


「社会問題」と一括りにせず、ちゃんと知りたい

社会問題と呼ばれる問題に心を動かされがちです。

入り口が映画なことも多いです。「遠いところ」「対峙」「福田村事件」「裸足になって」「月」は2023年マイベスト映画にランクインしています。

どんどん興味が広がるので、どんどん本が増えていきます。

これらは売らず、2024年にちゃんと読みます。

また、最近出版され、めちゃくちゃ気になっている本も貼っておきます。買ってはいませんが、実質積読です。(実質積読とは……?)

社会問題は、ライフワークとして取り組んでいきたい分野でもあるのですが、まだ全然知識がないのです。

色んな人が書いた本を読んで、色んな角度から考えて「何がどう問題なのか」を自分の言葉で表現できるようになりたいです。
(足を運んで見聞きして……な話は、積読がテーマのこのnoteでは一旦置いておきます)


マーケを学んだうえで「出来ること」を考えたい

自分で自分の値付けするのが難しいです。時給いくらで計算するぞと決めていても、いざ予算を出そうとすると、クライアントの言い値に合わせてしまうし、思いっきし値引きをしてしまいます。

たぶんこれ、私自身が、私の成果の価値を見積もれないからじゃないかなと思うのです。

予算を割いて記事をつくるということは、なんらかの成果を目指してのこと。その成果に対して私はどのくらい貢献できるのか分かれば、弱気にならずに済むのかもしれません。

さらに「なぜその記事をつくりたいのか?」まで想像できるようになれば、制作意図とのズレも発生しにくくなるだろうし、企画時点で変なら変と言えるかもしれない。

……なんて想像しながら積んだ本たちです。読むスピードより買うスピードが最も速いのがこのグループですね。

どの本も読んで、自分の中に知識として取り込みたいし、いつでも引っ張り出せるようにしておきたいです。

もちろん世の中の記事には、広告目的ではないものも多数あると知っています。が、現状私のところに来る依頼や、地域でライターとしてのニーズがありそうな仕事の傾向を見ると、マーケティングやブランディングを勉強しておいた方が良さそうなのは確かです。


その他、雑多に興味があったこと

うまいことカテゴリ分けできなかった本たち。

見た目がやや分厚いので、気合いを入れないと読み始められなさそうな本たちです。

売らずに、ちゃんと読みます。


専門だったこともちゃんと追っておきたい

もっとも積まれたままのコーナー。日経エレクトロニクスの皆さんです!

日経エレクトロニクスの皆さま。毎月の表紙も楽しみ。

コハルは「Newtonよりもムー派です」とたびたび口にしていますが、正確には「Newtonよりも日経エレクトロニクスに興味があり、さらにワクワクするのはムー」です。
文系の方向けに頑張って言い換えると、徳川将軍を全員言える人よりも、ツタンカーメン殺害の犯人候補3人挙げられる人になりたい、そんな感じです(どんな感じやねん)

日経エレクトロニクスは、読むと頭がジーンってなるのでなかなか手が伸ばせないのです。面白いんだけどねえ。

一冊全部読もうと思うからなかなか手を出せないのであって、毎月気になる特集だけでも読む、とハードルを下げて読んでいきます。トイレに置いてみようかしら。

なおこちら、既に数ヶ月積んでますが、3年契約です。あと2年分積みます。ウケる。


積読をまとめてみて

年末年始に何冊か読んだはずなのに、まだまだ積まれてました。もはや積読だけで本棚が埋まりそうです。

いま積んだままの本たちを読むか売るかするまで新しい本は買わない鉄の掟を立てました。インプットの習慣、つけたいですしね……。

せめて、本くらいは、自分に言い訳せずに決めたことを決めたように進めていきたいものです。

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