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僕がTwitterの企画で大コケした話【失敗理由5つを分析】

僕のTwitterで実行した企画が、お見事レベルに“大コケ”したので、備忘録としてnoteに書き残します。


先に企画が大コケした原因をひと言でお伝えすると、僕は「自分ありきの行動に終始したから」です。


上記だけで理解できる方は、このnoteを読まなくてOK。

もっと具体的に知りたい方のみ、このnoteを読んでください。


このnoteは今後企画を実行したい人に限らず、次に当てはまる方なら学びある内容となります。

◆このnote対象者
 ✓ Kindleを出版している人
 ✓ ブログを運営している人
 ✓ SNSで情報発信している人
 ✓ YouTubeで動画配信している人
 ✓ 情報コンテンツを販売している人


セールスとか何もありませんので、反面教師として笑いながら学んでいただけると幸いです。




僕が大コケしたTwitterの企画とは?

ずばり、↓コチラのツイートです。


ツイートを読むのはダルイと思うので、ざっくり箇条書きにします。



  • 次のKindleは「“ブログでの失敗”をテーマに、そこから学べる内容にしよう!」とひらめく

  • それなら「僕ひとりの失敗談だと面白味がないよな~」とモヤモヤ考える

  • 「よし、他のブロガーさんから失敗談を応募しよう!」と思い付く

  • 「あなたのブログ失敗談を教えてー!」という主旨の企画を立案する

  • 応募いただいた方には「アマギフ500円分プレゼント」&「Kindle内であなたを紹介します!」というメリットを提示する



こんな感じの勢いで、企画をやってみようと決意。

着々と準備を進め、いよいよ企画開催の当日!


企画実行!→ 応募者はお見事「ゼロ」でした(涙)



Twitterでの企画が大コケした「5つの理由」

ターゲットにしていたブロガーさんなら、そこまで悪くないだろう企画の内容。(そう思うのは僕だけかもしれませんが…)


でも冷静になって考えると、大コケしたのにはちゃんと理由がありました。


今回Twitterでの企画が大コケした理由は、大きく次の5つです。


  1. 企画・告知のしすぎでうっとうしい

  2. 事前リサーチが明らかに不足している

  3. 企画に応募するメリットが分かりにくい

  4. 反応しづらく分かりにくい応募内容である

  5. ツイートが文字だらけ&見映え悪くて読みにくい



1つずつ説明します。



1.企画・告知のしすぎでうっとうしい

最近の僕は、Twitterで立て続けに企画・告知をやり過ぎ状態。

フォロワーさんを置いてけぼりにして、自分だけ爆速で突っ走っていました。


どんな感じだったかと言うと、企画実行前の約1週間はTwitterで以下の通り発信していました。


  • 【7月10日】新作Kindleリリースのお知らせ

  • 【7月11日】Kindle予約購入限定企画の発表

  • 【7月14日】Kindle発売開始の案内

  • 【7月15日】Kindle予約購入者限定企画の予告

  • 【7月16日】次作Kindleに向けた新企画発表の前フリ

  • 【7月17日~】Kindle予約購入者限定のスタエフ放送開始(以降、毎日告知)

  • 【2023年7月18日】新企画発表 → 大コケ



大コケした企画の実行前、僕はKindle発売を控えていました。


したがって、Kindle発売の「前フリ宣伝」や「予約購入者限定企画の説明」をしたり、反応してくれた方をリツイートしたりと1人でお祭り状態。

自分のコンテンツリリース前後なら、宣伝や告知が多くなるのはやむを得ないでしょう。


そんな中で、僕はさらに急な新企画を発表します。

普通に考えたら、もうワケが分かりませんよね。


これ、僕のフォロワーさん視点で見ると…

「えーっと、この人はいま何やってるの?」

という理解不能な状態になっていたでしょう。


僕がどんなツイートをしていたのか、これ以降に掲載します。

各ツイートに対して、僕が客観的な立場で見たときの「フォロワーさんの気持ち」も書いてみました。


※やや長くなるので、興味ない方はスクロールして飛ばしてください。


【7月10日】新作Kindleリリースのお知らせ

▼フォロワーさんの気持ち▼

「何かさくちょがKindleを出すっぽいね」
「ツイートが長くてよく分からないけど」
「ってかエアレビューって何?」


【7月11日】Kindle予約購入限定企画の発表

▼フォロワーさんの気持ち▼

「Kindle予約購入の限定企画?」
「スタエフで紹介してくれるのね」
「まぁ割と面白そうな企画じゃん」


【7月14日】新作Kindle発売開始の案内

▼フォロワーさんの気持ち▼

「Kindle出すとか言ってたね」
「エアレビューってアリなの?」
「評判良かったら読んでみるかな」


【7月15日】Kindle予約購入者限定企画の予告

▼フォロワーさんの気持ち▼

「予約特典企画やるとか言ってたね」
「意外と10人も応募が集まったのか」
「お!あの人も紹介されるっぽい!」


【7月16日】次作Kindleに向けた新企画発表の前フリ

▼フォロワーさんの気持ち▼

「え、何のハナシ?また企画?」
「先日Kindle発売してなかった?」
「つぼいさん言う通り、爆進しすぎ」


【7月17日~】Kindle予約購入者限定の放送開始案内
(以後、毎日案内)

▼フォロワーさんの気持ち▼

「えーっと今日はスタエフ配信ね」
「あ!りとさんの紹介は聴きたい♪」
「この人スタエフもやっているのか」


【7月18日】新企画発表 → 大コケ

▼フォロワーさんの気持ち▼

「は?ブログの大失敗って何?」
「先日発売のKindleと別の話?」
「文字だらけで読むのダルイ…」


ただでさえ宣伝や告知ばかりでうっとうしいのに、話題がコロコロ変わって何やっているのか理解できませんよね。



2.事前リサーチが明らかに不足している

そもそも「今回の企画は需要あるのか?」というリサーチが、完全に不足していました。

企画発表の前フリをツイートしていましたが、前フリへの「反応の薄さ(=需要が少ない or 説明が足りていない)」を真摯に受け止め、僕は一度ブレーキを踏むべきだったのです。


↓ この前フリが反応薄い ↓


反応が薄いなら企画開催をもう少しあとにして、「企画開催の意図」や「企画に参加するメリット」を小出しにツイートしながら、フォロワーさんの反応を伺っていくのが良かったと思います。



3.企画に応募するメリットが分かりにくい

以下の通り、「応募する労力」と「リターン」のバランスが悪かったのも、大コケ原因の1つでしょう。

▼応募条件
→ 500~1,000文字のブログ失敗談を書く

▼応募者へのリターン
→ Amazonギフト券500円をもらえる
→ 次作のKindle内で紹介してもらえる


今回の企画であれば、Amazonギフト券500円はオマケ程度で、「次作のKindle内で紹介してもらえる」がメインでした。


「Kindle内で紹介されると、どんなメリットがあるのか?」を丁寧に解説しておくべきだったでしょう。



4.反応しづらく分かりにくい応募内容である

応募の内容が「ブログの失敗談を教えてー!」だけと、非常に雑な聞き方でした。

さらに「応募したい方はDMしてね」だと、応募する側の負担が大きくてめんどくさいですね。


相手がゼロから考えなければいけない設問は労力を必要とするので、僕が逆の立場ならスルーしますね。。


例えば下記のように、参加者がもっと気軽に回答できたり、参加者以外の方でも企画を楽しめる工夫・配慮が必要でした。



▼Twitter企画を盛り上げる例

  • リプ欄に「ブログ失敗談」を書いてもらう(文字数制限なし)

  • それをコンペ形式にして、他のフォロワーさんに見てもらう

  • その中で一番共感できる内容に「いいね」を押してもらう

  • 「いいね」が多かった人にプレゼントを贈呈

  • プレゼントは企画終了後に発表(ヒミツ)



加えて「僕はブログで○○な失敗をしましたよ…」など企画に沿った話題をツイートしていれば、応募される方も書きやすかった(負担は減った)かもしれません。



5.ツイートが文字だらけ&見映え悪くて読みにくい

肝心の企画案内ツイートが、文字だらけで読みにくかったのは"超"致命的。

しかも、ツイート内に入れた画像前後で文字がバグっているという、完全にダメダメのツイートが完成しました。


ツイート内に画像を入れた投稿をTwitterアプリで見ると、文字間に画像が入っている
ツイート内に画像を入れた投稿をTwitterブラウザで見ると、謎の余白ができている


↑これはバグだと思いますが、僕はTwitter Blueに加入しているので、投稿後に表示をすぐチェックすれば、編集して修正できたはずです。


挿入画像にも文字がたくさん書かれているため、これだと読み手の負担は大きすぎます。


ムダに長文で説明するのはNG。

パッと見て分かる簡潔明瞭な説明が必要でした。



企画開始前から「何かこの企画、ダメかも」と感じていた

もう一度、今回の企画が大コケした理由5つを並べます。



  1. 企画・告知のしすぎでうっとうしい

  2. 事前リサーチが明らかに不足している

  3. 企画に応募するメリットが分かりにくい

  4. 反応しづらく分かりにくい応募内容である

  5. ツイートが文字だらけ&見映え悪くて読みにくい



これら5つの問題点。

じつは企画をはじめる前から、自分自身で「何かこの企画、ダメかも」と薄々感じていたのです。


こういう感情を無視して突っ走った場合、往々にして失敗します。


「何かイマイチだな」や「詰めが甘いかも」と感じていたのに、強引に企画を実行してしまいました。



■「失敗を恐れず、まずやってみる」の姿勢はもちろん大事

勘違いしてほしくないのは「失敗を恐れず、まずやってみる」の姿勢はもちろん大事。


挑戦すればするほど、自分の成長に繋がります。

特にコストのかからないWeb副業なら、失敗してもダメージは限りなくゼロに近いでしょう。


失敗した経験をネタにすれば、誰かの役に立つコンテンツを作ることもできるんです。

まさにこのnoteが、失敗ネタのコンテンツですよね。


次のような「失敗」に関する名言・格言がたくさんあるのも、うなずけます。

一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である。

アルバート・アインシュタイン

失敗が人間を成長させると、私は考えている。失敗のない人なんて、本当に気の毒に思う。

本田 宗一郎



■でも、分かりきっている失敗なら「一度立ち止まる覚悟」は必要

「このままだと失敗するかも…でも、いいか」と突っ走るのはNG。


僕は「何かこの企画、ダメかも」と感づいていた失敗を、お見事レベルで再現してしまいました。


失敗から学ばなければ、意味がありません。


成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ。

ビル・ゲイツ

ある方法を選んで試すことは常識である。もし失敗しても素直に認めて別の方法を試そう。しかし何にもまして、何かをすることが大事だ。

フランクリン・ルーズベルト



【重要】プロダクトアウトとマーケットインの話

ここで少し話は逸れますが、Webで情報発信するなら理解しておきたい大切な話なので、ぜひ聞いてください。


マーケティング戦略では有料・無料を問わず、「プロダクトアウト」「マーケットイン」という“対比する2つの戦略”を基にコンテンツを作ります。


この2つの戦略をひと言で解説すると、以下の通り。

◆プロダクトアウト
→ 自分が作りたい・得意な商品を作る

◆マーケットイン
→ お客様のニーズに応える商品を作る


もっと詳しく知りたい方、僕のスタンドエフエムで音声解説しています。(2倍速なら5分未満で聴けます)


「プロダクトアウト」と「マーケットイン」のどちらの戦略が良い・悪いとか、そういう話ではありません。


この2つの戦略は逆算して考えると、次の通り判断できます。

◆プロダクトアウト
→ インフルエンサーや専門家が取ると良い戦略

◆マーケットイン
→ 僕のような凡人が取るべき戦略


■プロダクトアウトの戦略を取るべき人

プロダクトアウトの戦略は、いわば「自分ありき」の戦略。


「自分の好き」が売れれば、それは最強&最高ですよね。


多くのファンがいるインフルエンサーや、すでに誇れる実績を持つ専門家やプロの方なら、プロダクトアウトの戦略でコンテンツを作っても、割とスムーズに売れるでしょう。


でも残念ながら、僕のような凡人がプロダクトアウトの戦略でコンテンツを作ってしまうと、それは「ただの自己満足」で終了します。


■マーケットインの戦略を取るべき人

だから僕のような凡人は、しっかりリサーチして市場のニーズをつかみ、「ユーザーありき」のマーケットイン戦略でコンテンツを作るのが大切になります。


収益化を目指すブログも、記事を書く前に検索ボリュームを調べたりサジェストキーワードを確認しますよね。

どんなに素晴らしい記事を書いても、検索需要がなければ読まれません。


マーケットインの考え方を意識して、今の自分にニーズに応えられる知識や経験が足りないなら、学んだり実践して出来るようになれば良いんです。



■僕はプロダクトアウト思考で突っ走ったから大コケした

僕はプロダクトアウトの思考で、誰も求めていないのに「スピード重視」で走り続けました。


だから企画が大コケしました。


企画を始める前に「何かこの企画、ダメかも」と感じていたのも、ニーズをキャッチできていない、自分の感覚だけで突っ走ったからですね。



■じつはマーケットインで成功した経験がある

7/14(金)に発売したKindleは、マーケットイン戦略で作り上げました。


↓ 検討中コンテンツのニーズをリサーチ ↓

↓ 提供すべきプラットフォームのニーズをリサーチ ↓

↓ ニーズに応えるコンテンツをリリース ↓


ニッチなテーマのためベストセラーを獲得できる内容ではありませんが、ニーズに応えられる内容に仕上げられたと、僕は思っています。


それなのに僕はこの成功体験を活かすことなく、プロダクトアウトの思考で突っ走り大コケしたというオチです…。



■情報発信界隈ではプロダクトアウト思考の人が多いので注意

大コケした僕が言うと説得力ありませんが…

プロダクトアウト思考で行動している方が、情報発信の界隈には多い気がしています。


あなたも、当てハマっていませんか?


  • リサーチしないでブログ記事を書く

  • 自分の経験則だけでコンテンツを作る

  • 「○万文字」のKindleを出版して満足する

  • 「図解」と言いつつ文字だらけの画像を作る

  • 特典がてんこ盛りのサポート・コンサルを行う



上記に当てはまらなくても、例えばSNSでフォロワーを大量に集めるなど結果を出し、その手法をまとめて有料販売している方って多い気がしませんか?


フォロワーさんが求めているなら別ですが、これらは全て「自分ありき」のプロダクトアウト戦略です。



まとめ

ちょっと長くなってしまったので、簡潔にまとめます。


情報発信で大事なのは「相手(ユーザー)ありき」で価値提供すること。


この一言に尽きるでしょう。

今回僕は自分の企画を失敗し、上記を痛感しました。


このnoteが「私も“自分ありき”の情報発信になっていないかな?」を振り返るきっかけになれば幸いです。



最後にちょっとだけ宣伝

僕は「本業ありきの副業ブロガー」として、副業ブログやKindle出版を中心とした情報発信しています。


特にメルマガでは、このnoteのようなクローズドな情報を不定期配信しています。


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