晴れた日に一緒に散歩をして

いろいろな機関や会社にコンタクトをとる中で。

町のスタートアップサポートの団体に相談すると、厳しい指摘と追い詰めるような言い方をされて、まともな話ができなかった。
私は電話を切って、感情的になり、泣きじゃくった。
私のやろうとしていること、やってきたこともすべて否定されるように感じた。
ひとつのことにここまで動揺するならば、ビジネスを始めることもここに住むこともできるわけがないと思った。
誰のことも信じられないし、皆に見くびられていて、軽んじられていると思ったからだ。


2時間ほど経って、先ほどの団体から電話が来た。同僚の間違いを代わりに謝ってくれた。(それは冷静になって考えると批判ですらなかった)
彼女も移民であり、移民としての最初の困難を分かってくれた。そして私のアイデアをとても面白いと言ってくれ、これから一緒に考えさせてと言ってくれた。
彼女は言った。最初はとても難しいこと。毎日が難しいこと。何もかもが難しくて説明さえできないこと。だからこそ、その中で生きるためには仲間が必要なこと。
私は今度は嬉しくて泣いてしまったけれど、彼女と同僚たちが、ずっと励ましてくれて、私のときも大変だった、きっと大丈夫、と言って笑っていてくれた。

「晴れてたら公園でも歩きながら話しましょうよ。いろいろなことを聞かせて!」

彼女たちのサポートを受けながら、責任と自信を持って進めて行こう。

ひとりではできない。誰もかれもが仲間なわけではない。もちろん敵もいる。
でも確実にたくさんの仲間がいる。お互いに支え合うこともできる。

ありがたいことに、すでに私のアイデアに興味を示している人たちともつながりがあり、それは私がいろいろと失敗をしながらも、動いた結果だ。

そういう意味では失敗は決して敗北ではなく、成功につながるための不可欠の要素なのだ。

ひとり図書室に閉じこもるようにしてできるものではない。だれかに話すこと。話を聞くこと。

できることを毎日していこう。




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