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『2023 けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』

令和6年能登半島 地震によりお亡くなりになった方に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

とてもとても悲しい始まりとなってしまった2024年ですが、、こんな時だからこそ音楽を愛する皆さんに、最高の音楽を届けたい!だから今年もやります!

『2023 けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』‼︎

関ジャムの名物企画にインスパイアされ、始まったこの企画も、早いもので8年目になりました。

本家関ジャムは、音楽のプロフェッショナルな方々がプロ目線で選考する音楽ファン要注目!の企画ですが、こちらは音楽の素人が独断と偏見でやりたい放題選考しております笑

ちなみに昨年は、こんな選曲でした
      ↓↓↓↓↓
1曲目:双葉(あいみょん)
2曲目:姿(あいみょん)
3曲目:Queendom(Awich)
4曲目:カメレオン(King Gnu)
5曲目:熱海(Kroi)
6曲目:明日大好きなロックンロールバンドがこの街にやってくるんだ(斉藤和義)
7曲目:Beautiful World(玉置浩二feat.絢香)
8曲目:ベルベットの詩(back number)
9曲目:光るとき(羊文学)
10曲目:まつり(藤井風)
11曲目:grace(藤井風)
12曲目:永遠(Mr.Children)
13曲目:生きろ(Mr.Children)
14曲目:白(山内総一郎)
15曲目:Frankenstein(Rina Sawayama)

昨年2023年は、俺の敬愛するスガシカオさん、Mr.Childrenという両アーティストが待望のオリジナルアルバムを発売した年。
どちらのアルバムも本当に素晴らしいアルバムで、ファン目線のみで選んでるとその2枚の楽曲のみで15曲埋まってしまうので、、なるべくファンとしての自我をグッと抑え込み、泣く泣く数曲に絞りました💦

更に昨年は、その両アーティスト以外にも名曲良曲が非常に多く、15曲に絞るのに四苦八苦する程でした。
まっ、音楽好きとしては嬉しい悲鳴なんですけどね😊

音楽好きを名乗る以上音楽自体はそこそこ幅広く聴きますが、ファンであるアーティストに選考が偏りがちな件はご容赦ください。

ただ、毎年の事ですが忖度は一切しません。
ガチで素晴らしい!と思った楽曲のみ選考しています。
尚、例年通り順位はあえて付けていません。
全曲、俺が最高だと確信した楽曲ばかりなので、間違いなく全曲No. 1なのです。

それでは行きます!

『2023 けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』

1曲目:愛の花(あいみょん)

ご存知朝ドラ『らんまん』の主題歌。

この曲は、本人自ら「もうタイトル『らんまん』でええんちゃうかな。」と発言する程作品に沿って作られた楽曲であり、実際大晦日のNHK紅白歌合戦での浜辺美波ちゃんの涙と、涙を堪えながら歌い切ったあいみょんの姿は、多くの感動を産んだに違いない。

ただ、あいみょんというアーティストはタイアップ作品に寄り添いながらも、作品を観てない人の心にまで届く歌詞を紡げる天才だと思う。

「空が晴れずとも 愛を胸に祈るわ 貴方に刺さる雨が風になり 夢を呼び 光になるまで」というフレーズが、どれだけの人の心を優しく包み込んだ事だろう。

2023年は『らんまん』に寄り添う曲だったこの曲が、今年2024年には被災地に寄り添う曲にもなっていくのでは無いかと思う。


2曲目:キリエ・憐れみの讃歌(Kyrie(アイナ・ジ・エンド))

BiSH解散を経て、アイナは良い意味で鎖から解き放たれたような気がする。
初主演映画の配役として、歌う時しかまともに喋れないKyrieというのは、本当にアイナにしか演じる事のできない絶妙の配役だったと言っていいだろう。

真夏に開催されたap bank fes'23に出演した際にアイナは、「地面には限りがあるけど、空には限りがない事を、(映画の音楽監督の)小林武史さんから教わった」と話している。
例え地面に這いつくばっていても、ゴロンと寝転がり空を見上げれば、可能性は無限だ。

リミットが無くなったアイナ・ジ・エンドは、こんなにも凄い!


3.Bad Bich 美学Remix(feat.NENE,LANA,MaRI,AI&YURIYAN RETRIEVER)(Awich)

HIPHOPシーンに留まらない快進撃を見せ続けているAwichが、またもややってくれた。
フィメールラッパーのアベンジャーズとでも言うべきメンバーでのオリジナルバージョンも最高にカッコいいのだが、RemixバージョンになりAIとゆりやんが加わった事で、曲に魔法がかかったのだと思う。

特にゆりやんの「こちとらまじで覚悟が違う あの日のわたし自身に誓う ふざけ倒すのがわたしの美学」には痺れた。。
いや、マジで初めてゆりやんをカッコいいと思った。
それにしても全員相当攻めてるリリックなのに、これよくMステで歌わせたな笑


4曲目:):阿修羅:( (King Gnu)

アルバム『THE GREATEST UNKNOWN』収録曲。
ゲーム機のCMとして、まさに常識や限界を打ち破って4人が遊びまくってる、最高に痛快な楽曲✨
常田 大希はマジで100年ぐらい先からやってきた未来人じゃ無いかと思うくらいの感性を持つミュージシャンだと思う。


5曲目:儚くない(SUPER BEAVER)

映画『東京リベンジャーズ2血のハロウィン編-決戦-』主題歌。

人はいつかは死に、どんなに離れたくない大好きな人でも、どんなに嫌いな人でも、必ず別れの時は来る。
桜の花は早く散るから美しいと言われるが、“そんなモノは命には当てはまらなくていい”と、“歪でも無様でもいいから生きていてほしい、生きていたい“と力強く叫ぶ彼等の熱い願いは、全ての人の心のど真ん中に届くはずだ。



6曲目:覚 醒(スガシカオ)

2023年2月1日、実に約4年ぶりのオリジナルアルバム『イノセント』を発売したスガさん。
その最新アルバムに収録されてるこの曲は、元来コンセプトアルバム『Sugarless III』に入れる予定で作ったのだが、歌詞がエログロ過ぎて“コンセプトに合わない“という理由でお蔵入りになりかけた曲。

その曲の歌詞を丸々鋭く熱い歌詞に作り替えた事で、とんでもない大名曲に産まれ変わった。
ファンキーなのにどこまでも聴きやすく、最高にエモーショナルな楽曲なのにどこか陰を感じる、絶妙なバランスで作られている最強SONG。

全音楽ファンに問いたい。
“こんな曲作れる人、他に居ますか?“


7曲目:国道4号線(スガシカオ)

この曲も『イノセント』収録曲。
まるで1冊の良質な短篇小説を読んでいるかのような歌詞の圧倒的な世界観と、“陰“のAメロBメロからサビで一気に“陽“に変わっていく構成が、ホントに素晴らしい。

代表曲でありスガシカオの代名詞でもある“黄金の月“というフレーズを歌詞に用いた事もとても衝撃的だったのだけれど、スガさんの新たな代表曲になっていくような曲なんだと思う。

スガさんは以前インタビューで「“スガシカオの世界観のまま“でブレイクしたい。」と語っていたが、TikTok映えしない音楽が今の時代に完璧にブレイクを果たす様を俺も見てみたい。
この曲はそうなるべき曲だと、心の底から思っている。


8曲目:ハチミツ(スガシカオ)

人気テレビアニメのエンディング曲という事で、作品のテーマになってる“優しさ“をテーマに書いた歌詞が秀逸。
降り注ぐ苦しみや悲しみは、誰かの優しさに気づくためにある。。
人は闇と光どちらにもなれる、、光にだってなれる。。

スガシカオテイストを崩さずに産み出した、強烈なポジティブSONG。
そして、この曲のライブでの盛り上がりは異常。
スガさん本人「リズムもメロディーもなんだか新しい扉が開いたような曲」と仰ってるが、デビュー26年目にしてまだ進化を続けるスガシカオというアーティストの凄さを、改めて証明するような曲となった。


9曲目:Phoenix(sumika)

2023年はsumikaにとって記念すべきデビュー10周年の年。
と同時に、とてもとても悲しい年にもなってしまった。

最愛のメンバーを失った3人が苦悩の末辿り着いた答えは、子供の頃に学校の先生から最初に教えてもらった言葉だった。

「”あいうえお“から始まります。これは大切なことですが、いつかきっと分かるようになりますよ。」

そう。人生で1番大切な事は、実は1番最初に教わっていた。
抱えきれる限りの“あい=愛“を胸にパレードを止めない覚悟を決めた彼等は、もう誰にも、何にも負けない。
どんな苦難がこの先有ろうとも、不死鳥のように何度でも立ち上がって、羽を広げて飛び立ってくれるに違いない。

片岡くんが歌えなければキーボードのおがりんが歌う。
おがりんが歌えなければ、ファンみんなで歌えばいい。
だってsumikaというバンドは、4人とサポートメンバー、スタッフ、ファン、みんなで作り上げてる最高のバンドだから。


10曲目:花(藤井風)

いろんな解釈ができる曲だとは思うが、個人的には
「人は、命が消える最後の一瞬まで誰もが美しい」
「人生とは内なる花を咲かせるための旅のようなものである」
というようなメッセージに感じている。

今になって聴いてみると、オリジナルver.は生きる希望を、そして後から発表された『花(EP)』収録のBalladバージョンは、鎮魂の唄に聞こえる。
震災により多くの方々が命を落とされた今、この曲はまた一つ意味を増やしたようにも感じた。



11曲目:Rest In Punk(HEY-SMITH)

2023年2月14日、日本にメロコアブームを巻き起こしたスーパーロックバンド『Hi-STANDARD』の名ドラマー恒岡章さんが、天国へと旅立った。
HEY-SMITHのギターボーカル猪狩くんはハイスタに、ツネさんに憧れて高校までドラムを叩いていた。

この曲は、そんな猪狩くんの想いが、愛が、誓いが、リスペクトが、全て詰まった楽曲。
タイトルのRest In Punk→R.I.P.(Rest in peace)もそうだし、歌詞の中に散りばめられたハイスタの楽曲たち。
きっと天国のツネさんにも届いてるはずだ。


12曲目:I MISS YOU(Mr.Children)

2023年10月4日に発売された、Mr.Children2年10ヶ月ぶりのニューアルバム『MISS YOU』。
その1曲目に収録されてる表題曲とも言えるこの曲は、今までのミスチルが発表してきたPOP全開の楽曲でも、ロックでもない。
言ってしまえば、”オルタナティブなMr.Children“。

そして、桜井和寿ほどの成功と栄光を掴んできたはずの人が、自分の内面とひたすら向き合い、その不安や迷いや葛藤を、聴いてるこっちの胸が苦しくなってくるほど曝け出す歌詞。
シンプル過ぎるほどのサウンドなのに、繰り返されるギターのアルペジオが人生のBGMのように胸に響いてくる。

デビュー31年目にして、また新しい一面を見せ始めたMr.Children。
この人たちは凄いな。。


13曲目:LOST(Mr.Children)

この曲も『MISS YOU』収録曲。

老いを受け入れ、更に今までMr.Childrenが数々の名曲たちで表現してきた光や願いや祈りを全否定するかのような、まるで自暴自棄になったかのような衝撃的な歌詞なのだが、そのサウンドはとにかくドラマチック。
前作『SOUNDTRACKS』も手掛けた世界的エンジニア スティーブ・フィッツモーリスの手によって、更に魔法がかかった感じだ。

絶望的な歌詞とは真逆の、光が射し込んでくるようなサビのメロディーが、“どんな絶望の中にも希望は有る“というメタファーになってるのだと思う。素晴らしい曲です。



14曲目:おはよう(Mr.Children)

アルバム『MISS YOU』は絶望から始まり、最後の『おはよう』で希望に溢れて終わる。
でも、その希望とは、光に満ち溢れたものではなく、ありふれた日常の一コマだったりする。

今この時も、安らげる場所を奪われてしまっている人たちが沢山居て、そんな貴方が1日でも早く「おはよう」と笑顔で言い合える日常が戻ってきますように。

桜井さんの、どこまでも優しい願いのような言葉でこの曲は終わる。
桜井さんの歌声は、言霊は、“きっと、そうに違いない”と僕らに思わせてくれる。

「今日もきっと良い日だ」


15曲目:ネクター(MOROHA)

アフロのバックボーンにこんな家庭環境が、こんなドラマが有ったなんて知らなかった。
彼の言葉に魂が込もってるのは、ギター1本マイクロフォン1本で世界を変えてしまうんじゃ無いかと思えるような熱量を感じるのは、そういう事だったのかと納得した。

うん。酒が飲めないのは、きっと爺ちゃんの祈りのせいだよ。


以上15曲で終了・・・のはずなんですが、もう1曲だけ!もう1曲だけ特別枠として選出したい曲が有ります。
なぜ特別枠にするかと言うと、この曲は正確に言うと一昨年2022年発売の曲だからなのです。

でも、2023年を象徴する曲でもあり、選出せざるを得ない、この曲無しでは2023年の音楽シーンは語れない名曲。


特別枠:第ゼロ感(10-FEET)

ご存知大ヒットアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング主題歌。

前回の記事『お前の未来はきっと青空〜けんりきが選んだ青空を唄う名曲10選』にも書いたけど、2022〜2023年は日本のロック大逆襲の年で有ったと思うし、その最前線を駆け抜けたのが10-FEETで有ったのは異論を挟む余地は無いだろう。

オルタナティブやK-POP、EDMが主流となっている音楽シーンだけど、シチュエーションとタイミングさえピッタリ合えば、ROCKが世間にまだまだ届くんだと10-FEETが証明してみせてくれた事は、本当に痛快だったし嬉しかった。

スラダンに続いて日本中にバスケ旋風を巻き起こした『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』にてパリ五輪への出場権を自力で掴み取ったバスケットボール日本代表。
あの試合後の歓喜の中、会場に響き渡り、観客の大合唱を産んだこの曲。
あの瞬間鳥肌立つぐらい感動した。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの“Mステt.A.T.u事件“と並ぶ、“ROCKが勝利した日“と呼んで構わないと心から思う。


以上!『2023 けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』をご覧いただきました。
毎年言ってますが、あくまで“超個人的“な選曲なので、異論等いろいろ有るとは思いますが、苦情は一切受け付けておりません!😆

しかし2023年は多くのレジェンドミュージシャン、最高なミュージシャンがこの世を去った悲しい年で有ったと共に、大好きなアーティストのアルバム発売が続き、それ以外にも素晴らしい名曲が沢山誕生した年でもあり、冒頭に書いた通り15曲に絞るのに本当に苦労しました💦

なので次回は、泣く泣く15曲から外してしまった名曲たちを、『+15曲版』としてご紹介したいと思います。

いきなり大変な出来事から始まってしまった2024年ですが、昨年以上に名曲が多く誕生する、そんな1年になりますように。

今夜放送の、本家関ジャムの『プロが選ぶ2023年マイベスト10曲』も楽しみですね‼︎✨

I LOVE ROCK!
I LOVE POP!
I LOVE FUNK!
I LOVE MUSIC!✨✨

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

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