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無意識へのアプローチを考える本

本記事は、私の中で心に残ったポイントをまとめたものです。ご紹介する本の正確な内容や要約については、本書や要約サービス等をご参照ください。

「意思決定が9割よくなる 無意識の鍛え方」茂木健一郎(著)

本書を読んだ理由

私は気になる分野を見つけたとき、Amazon Kindle Unlimitedでキーワードを入力して検索し、読みやすそうな本をピックアップしています。

無意識について検索した際に見つけたのが本書です。
無意識に関して読みやすそうな本を何冊か目を通しましたが、脳科学の観点から書かれている本書は、無意識について知見の私でも、違和感なく読み進めることができました。

心に残ったポイント

思考の傾向はすべて無意識で決定づけられており、本人にその自覚がない。
・前頭前野の発達具合が左右されるのは、いかに多くの多彩な経験をしているかどうか。怒りをはじめとする様々な感情をコントロールしやすくなる傾向がある。
・他者と分かり合うことは難しくても、自身の内部モデルを多彩に構築して、他者への共感力を高めることが可能。
・ヨナコンプレックス(ダメな自分に浸ることで安心感を得る)という自己防衛メカニズムがあることを理解して「本当はできるのではないか」と自己を疑ってみることは、変化の大きな第一歩になる。
・自分がコントロールできる範囲外のもの、つまり個性とは無意識の領域のもの。
・個性は自然と身についているものだから、あえて道を踏み外したり、人と違う選択をすることでは決してない。
・無意識をいかにして耕すのか。耕す過程で自分を知り、自分が本当にやりたいことを発見し、よいよい意思決定ができる。
無意識へのアプローチとして身に着けたいのが、「全体を柔らかく俯瞰する視点」。物事全体を見つめる癖をつけること。
・今ここに集中する。
・無意識はあなたよりも、あなた自身のことを知っている。

今後に生かすこと

日頃存在について意識することがなかった無意識について、考えるきっかけになりました。
無意識という捉えにくいものだからこそ、素人が読むにはハードルが高そうな本以外については、自分でサンプルを読んで違和感なく読み進められるか確認した上で、本を選んだほうが安心できると思いました(読書一般に当てはまることではありますが、特に)。

自分の今いる安全領域から一歩踏み出すことは無意識にアプローチする一つの方法なので、マンネリ化した生活の中でも、小さな変化を意識してみたいと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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