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自己満足

先日、大原扁理著の『年収90万円で東京ハッピーライフ』を拝読した。
その中で次のような一節があった。

純粋に自分が楽しければ、人からなんて言われようがどうでも良くなってくるもんです。ここまでくればしめたもの。100人の他人からの「いいね!」より、自分ひとりの「いいね!」が勝るようになります。

これを読んだときにまず頭に思い浮かんだのが、「自己満足」という言葉だ。正直に言うと、これまでこの言葉にはネガティブな印象を感じていた。自分が満足しても他人が満足してくれなければ意味がない。そんな風に考えていたように感じる。だから、例えば自分は趣味でギターを弾いているが、最初は自分の好きな曲を好きな風に弾くことで満足していたけど、やがてYoutubeで弾き語り動画をアップしている人と自分を比べて、「この人たちと同じくらいギター上手になって弾き語り動画アップしてやる!」と、他人から良い評価を受けるためにギターを練習するようになっていた。

けど、この一節を読んだときに、「自己満足って全然悪いことじゃないんだ。むしろ他人軸ではなく自分軸でエンジョイ出来ることって素晴らしいことなんだ。」と思えるようになった。それからは、また自分の好きな曲を自分の好きな風に弾くことができるようになった。

元々子どもの頃は誰しも無意識に自分軸で人生をエンジョイしていた。純粋に楽しいから友達と公園で鬼ごっこをしたり、純粋に楽しいから家でゲームをしたり。
けど、大人になるにつれて他人軸で人生を生きることが普通になっていく。陰キャと思われたくないから無理して陽キャの人と絡むようになり、いわゆる良い大学に入るために勉強するようになり、いわゆる良い会社に入るために就活するようになり。だんだん自分が純粋に楽しいと思えるかよりも、他人からの評価を気にして物事を判断するようになってくる。

そうでなく、もっと自己満足を恐れず生きた方がいいんじゃなかろうか?
自分が純粋に楽しいと感じられることって何だろう?

100人の他人からの「いいね!」より、自分ひとりの「いいね!」

普段からこのマインドで生きることができたら人生すごい楽になると思う。

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