アメリカで生活する上において悩ましい問題のひとつ、それは歯医者問題だ。
我家もその問題に正面からぶつかった結果、計３つの歯医者を経て、現在お世話になっているところに落ち着いたという感じだ。

日本の歯医者では虫歯の治療なら（保険外のオプションを選ばなければ）まぁ高くても５千円とかで済むのかなというイメージだったが、アメリカの歯医者の場合、虫歯の治療でも数百ドルの請求（保険を使った上で）をされたりするので、とても恐ろしい。
保険も日本のようにわかりやすく何割負担という感じに決まっているのではなく、非常にややこしい。保険のプランを熟知していれば良いのかもしれないが、治療が高額になりそうな場合は歯医者が保険会社にどのくらい保険でカバーできるのか確認したりしているくらいなので、内容が複雑なんだろうと思う。治療代を支払った後に、さらにまた請求がきたこともある。保険会社ってわざと複雑にしてるよねと悪口言われがちだが、そう言われても仕方ないくらいにわかりにくい。
ちなみに、駐在の場合はそれぞれの会社によってどこの保険会社とどういった契約を結んでいるかというのが異なるので、同じ会社の人に確認すると良い情報を得られるかもしれない。

また難しいのが、行く歯医者によって色々と大きく異なるという点だ。ここが本当にややこしい。同じような虫歯の治療でも行く歯医者によって治療内容だけなく費用も大きく異なるのだ。また対応している保険会社も決まっている場合があるので、自分の保険がその歯医者に対応しているのかは要チェックだ。１つの歯医者は保険内でうまくおさめてくれたようで、支払いがゼロだった。が、非常に不便な場所にあるのと、治療内容があまり良くなかった。治療内容や対応は素晴らしいのだが、小さな子供の虫歯で費用が300ドルとかして通えない・・・と思った歯医者もあった。
現在通っている歯医者は治療内容も良く、費用も納得できる金額だし（直近では子供の虫歯治療で100ドルちょっとの請求だった）フレンドリーで対応も良く、且つ便利な場所にあるので大変良い。これは私が頑張りなさい案件でもあるが、私の下手な英語でも嫌な顔せずに応対してくれ、治療内容もわかりやすく説明してくれるところもとても良い。

日本でももちろん良い歯医者とそうでないところがあると思うが、アメリカの場合は治療内容や対応だけでなく費用面も大きく異なってくるので、実際に行ってみて微妙だった場合はめんどくさい気持ちを乗り越えて、違う歯医者に行ってみるというのも一つの方法だと思う。（けっこうめんどくさいのは間違いないが、後々の事を考えるとプラスだと思う）

アメリカでの歯医者探しは本当に大変。歯医者に行った直後は虫歯にならないように気をつけないといけない！と強く思うのに、人ってついついその事忘れちゃうんですよね。