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ミーティングのゴールは何か

今回の話はお客様というよりも、もしかしたら社内の話が大きいかもしれません。仕事をしていると多かれ少なかれミーティングをしていると思います。忙しい人は定例ミーティングが毎日どこかに入っていて予定が常にぎちぎちの人もいると思います。会議はとりあえず1時間で予定を入れる人がいますが、内容によって変わるべきです。30分もあれば、逆に90分や120分が良い時もあります。今日はミーティングについてまとめていきたいと思います。


ケース:ミーティングはするが、物事が進まない
 
定例会などを開くといつからか、「今日の会議って何か話すことありますか?」という声が聞こえてきます。会議のために資料を作って、会議が終わったらまた元の業務に戻ってしまう。
 いつもあーでもない、こーでもないと話ばかりでいつまで経っても決まらない。決めようとすると、意見を覆して一旦フラットに考えようと元に戻そうとする。
 決めたことがいつの間にか覆っている。知らないところで物事が決まって会議で話したことが形骸化している。

原因:主旨が曖昧でミーティングが目的化している
 
ミーティングのゴールを設定していないと必ずと言っていいほど上記のような状態になってしまいます。ゴールは1回限りのこともあれば、定例ミーティングもあります。定例で実施する場合は3ヶ月に1回程度で目標を決め、必ずレビューと新しい目標設定を立てることを意識しましょう。

対策:会議の見出しに会議の種別を書く
会議と一言でいっても種類は様々です。会議には4つの種類があります。ミーティングをカレンダーに入れる際に見出しに【共有】など、ミーティングの種別を入れておくと頭の整理がついてより効率的なミーティングを行うことが出来ます。
また、参加する人数も意識しましょう。基本的に大人数で議論することはあまりお勧めできません。オンラインミーティングになるとなおさら活発な意見交換が減り、声の大きい人がその場を制して終わってしまいがちです。

ポイント:4つの会議
- 共有
依頼者:伝えたいことがありみんなに状況を把握してもらいたい
参加者:報告事項を聞いて状況を理解する
シーン:定例会、進捗報告会
 - 決めた目標に対しての進捗
    進捗が良くない時の原因報告および解決策の報告
    トラブルの種など気づいたことを共有
人数:5人以上
時間:30〜60分(人数と議題による)

- 発散
依頼者:目標に対して実現方法が自分に答えがなく方向性を決めたい
参加者:目標を達成するためのアイディアを出す
シーン:検討会、キックオフ
 - アイディアの量
   極力可能性を排除せずいろいろ切り口を受け入れる
    話の途中で逆パターンを考えるなど、俯瞰にたって考える
 - アイディアの質
    一つのアイディアにより磨きをかける
    複数のアイディアをまとめる
キーワード:マインドマップ、ブレーンストーミング
人数:3−4人
時間:90分〜120分


- 深耕
依頼者:達成したい目標があり解決策をもれなく網羅させる
参加者:ゴールに向かっていることを意識しながら意見を出す
シーン:顧客の業務理解、ワークフロー整備、目標設定
 - 業務ヒアリング
    顧客へ最適な提案を行うために現状の理解をもれなくする
  ・利用しているデータやツール
  ・業務フロー(インプット→プロセス→アウトプット)
  ・他部署や関係会社との関わり
    なぜ現状このようなフローになっているかの背景確認
    ボトルネック箇所の見える化
人数:4−5人
時間:60分−120分

- 決定
依頼者:議論する内容に結論を出す(YesかNoで終わる)
参加者:見落としがなければ差し戻しはあるが、基本的にはGoかNo goかの意思表示をする
シーン:目標設定
 - その結論に至ったプロセス
  現状:今どう言う状態か
  問題:何がボトルネックなのか
  仮説:どうしたら解決されるか
  検証:仮説があっているかどうか
  施策:仮説結果をもとに実施する内容
  目標:◯%改善など
人数:4人以下
時間:30〜60分


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