見出し画像

ありがとうを込めて

ゆらゆらり

寒空の下で
ひとりぽつんといる私
辺り見渡してみれば
自分でも気付かなかったことに気付く

限りない時間(とき)の中で
少しずつ何かが近づいている
あの日々が永遠でないと知っていても
いつまでもずっと抱きしめていたい

ゆらゆらり 髪をなびかせる風
冷たく過ぎて、いつかまた
暖かい春風を吹かせてくれるでしょう
きっと多分寂しくなるわ
あの日々に思いを馳せ大人へ変わる


沢山の経験を積めば
何だってできる気がするけれど
どこか一線を引いている私
現実を受け止めたくないと拒んでいた

それでもいつか向き合う時が来る
その時しっかり対応できるように
少しずつでいいから変わってゆこう
苦しくてもツラくても輝かしい未来の為

ゆらゆらり ヤジロベエのような私
何が正しい?分からないけれど
先に待っている未来 悔いなく生きたい
ずっと手を繋いでるままじゃいられない
そんな儚く消えてしまっても

あの日々をあの幸せを懐かしむ頃
「いろいろあったね」と笑えるように
ゆらゆらり 想いが身体中かけ巡る
私がこうして生きていられること
あなたがいてくれたことは奇跡なこと


時間が経てばこの風景も人も
だんだん変わってゆくのでしょう
何故かよく分からないこの寂しさが
いつか癒える時が来るでしょうか?
目をひっそり閉じて浮かべて


ゆらゆらり 髪をなびかせる風
冷たく過ぎて、きっとまた
暖かく心地よい春風を吹かせてくれるのでしょう
青空の下 私は立っている
何があろうとも生きていること
感じる 想う
これからの未来をかけ抜けようと

心から強く

2018年2月制作

Campanulaを込めて

突然不穏な空気が流れた
何も変わらないなんてわけない
その時改めて気付いた
いつだって時間は進んでること

あれから数日経ったけれど
何かが違う ああそうか
だって慣れない 変な感じ
あなたがいないから

あっけない日々の中で
夢かと思えば現実という残酷さに
胸がこんなに痛くなる
あなたの優しさ
あなたの笑顔
あなたの愛をずっと忘れはしない
ありがとう ありがとう
I was happy to meet you
(あなたに会えて幸せでした)

新しい朝がやって来て
何度も痛感している
あなたがいたこと胸に刻み
前へ進んで行くよ

今でも私泣いている
受け止めきれない
どこかに隠れていると
本当は嘘だと言ってほしくて

ここにいて分かること
出会いがあれば必ず別れもやって来る
どんなに苦しくても
時間は止まらない
未来へ少しずつ進むから
前向いて歩いて行こう
きっと きっと
You'll be watching me from the sky
(あなたは空から私を見ているでしょう)

喜びも悲しみもある世界
なんて小さくてちっぽけだけど
そこに愛は溢れている
声が聞こえたら振り向いて
手を伸ばしてそこへ駆けつけるよ
何があっても立ち向かって行くんだ

あっけない日々の中で
夢かと思えば現実という残酷さに
まだまだ胸は痛むけれど
あなたの優しさ
あなたの笑顔
あなたの愛をずっと忘れはしない
ありがとう ありがとう
I was happy to meet you

2017年頃制作
(一部修正2024年3月)

今日は私の母方の祖母の葬式でした。お通夜は昨日でした。
こんなにも人の命が尊いのかと、改めて実感した2024年3月12日と2024年3月13日。

生きとし生けるものは必ずしも死ぬこと、分かっていてもショックで、目の前にすると本当に悲しかった。
もっと、もっと会いたかったな。
もっともっと話したかったな。

私には実家に祖母がいます。
まだ元気なうちにたくさん会ってあげたいと、たくさん話がしたいと。
今まで私は仕事、自分のこと中心だったかと思います。

これを通して、もっと家族の時間が取りたいな、もっと家族を大事にしよう。
そう強く思いました。

以上に書いた詩は、最初は母方の祖父を思って書いたもの、もうひとつは幼稚園の時お世話になった近所のおばあちゃんを思い出して書いたものです。
この訃報を聞き、改めてこの詩を振り返ってみてました。(一応メロディついてはいるけど音はないです)

ちなみに「Campanulaを込めて」は、データがなく…
どんな詩だったか覚えていたけれど、一部曖昧だったのでつい先程修正しつつ、
思い出しながら記事作成しました。

今こうして生きていること、当たり前ではないこと、
詩にもあるように、時間は進んでいる、確実に。

その中で私はどう生きるかが課題だな、と思います。(なんか堅いですね、すみません)

変わらず私は漫画が描ける環境にシフトチェンジできるよう整えることが優先で、動いていきたいです。

今後いろいろバタバタしそうですが、
これからも櫻木リトをどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♀️

最後に、おばあちゃんへ。

本当本当お世話になりました。お疲れ様でした。
特に高校時代は、おばあちゃんの家近くの高校に通い、よく帰りに寄っていたこと覚えています。
あの時は本当に子供で、たくさん迷惑かけておりました。
それでも、優しくしてくれてありがとう。
仕事でなかなか会えず、お見舞いもできませんでした。
今年初めて実家に帰った時、たまたま電話する機会があり、声だけでも聞けて本当よかったです。
頑張って頑張って漫画家になるから、だからどうか、天国で見守っていてね。

本当本当ありがとう。


2024/03/13 櫻木リト


この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?