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私の狂ったままの体内時計

毎朝のウォーキングが日課になっている。
朝焼けが始まる6時半には、飲む瞑想の後に家を出る。
歩くのはいつもの海沿いのトレイル。
顔なじみさんとの朝の挨拶も日課の一つ。

日本が桜で彩られることにこちらは秋に向かう。
4月に入り朝日の昇るのも7時半ごろになってくる。
「もう冬の訪れだ」と感じる頃にサマータイムが終わる。

夏時間が終わると、時計の針が一時間戻る。
日本との時差がそれまで90分(南オーストラリア州が進んでいる)が30分に。
日本との夜の講座やミーティングが夜中に回ることも多かったので60分戻るというのはとてもありがたい。

時間に支配される、そんなことを考えたのが今回の冬時間への変更。

オーストラリアでは時差があるために、国内の移動の時もいつも時計を気にしていなければならない。マニュアルの時計の針を合わせるのが一つの習慣にもなっていた昔。朝起きて、時計の針を戻す、そのことで自分の体への準備が整う。なぜなら、私の体内時計はそんなにすぐには時間に適応しないからだ。飛行機で外国へいき、時差ボケが起こる原因はそこにある。

ところが、スマホやデジタルウォッチの普及により、時間が勝手に変わるのである。

サマータイムが終わってすぐに私は目が覚め、スマホを見た。確かに一時間戻っていた。
人間の意識よりもデジタルが先に変わっている。今まで意識して考えたことはなかった。
時計を合わせる手間は省けたが、合わせた時計に自分の体を合わせていかなければならなくなった。

便利なようで、人間の体内時計には、準備の時間がないという現実に改めて気づかされた今年の時間変更だ。
デジタルが一般になった今、時間変更での時差ボケ状態の体内時計を元に戻すには、まだ少し時間がかかりそうである。

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