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一人ひとりが色あざやかな花を…

3月16日、令和初年度の卒園式を無事に終えました。

今年2月から世間を騒がせているコロナウィルス。弊園でも3月6日から自由登園に切り替え、その後一週間前倒しで終業式を開催しました。

本来なら手渡しのはずの皆勤賞や精勤賞が後日配布となり、子どもたちにとっても私たちにとっても物足りない状態で今年度を締めました。

卒園式を開催するか中止にするか、かなり悩みました。しかし、幼稚園は親子で通う場所。在園児の中には0歳からご両親と毎日通っていることも少なくはありません。

中には子どもたちだけで卒園式を開催してる園や学校もありましたが、親子で通う場としてそういう判断を下すことはできませんでした。

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その分、内容を精査し、来賓の列席はお断りさせていただきました。そうした試行錯誤の結果、子どものたち一人ひとりの顔をみて、卒業証書を渡すことができました。ある意味後にも先にもない、あたたかい式になったと思います。

卒園児のなかには、付属の保育室から通園している子だけでなく、生まれて間もない時期に「一緒にママになろう」に参加してくれた子もいます。やっと首が座った頃からみてきた子どもたち、お母さんたちもまだ母として不安な顔をしていたことを覚えています。他にも、兄弟関係で長く通園してくださったご家族も。

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走馬灯のように思い出が頭の中を巡って、非常に感慨深い時間でした。卒園後、一人ひとりがその子らしい色鮮やかな花を咲かせてくれることを願い36人の子どもたちを送り出しました。

コロナウィルスの影響で、お別れ遠足は中止になりました。でも、いつになるかわかりませんか、必ずみんなで会う時間をつくって、幼稚園でみんなと過ごしたいと考えています。

私たちの園はとても協力的なご父兄が多く、とても助かっています。なかでも今年卒園した学年は、ご両親がとても協力的な方々でした。何かあれば瞬時に声を掛け合い、動いてくれ大変助けられました。そんな、御父兄に支えられこの学年を送り出せたこと、職員一同感謝の気持ちでいっぱいです。

こんなご時世ですが、新年度は変わらずやってきます。今年は10年ぶりに東京で積雪になるほど雪が振りました。春の雪に出迎えられ、新しくやってくる子どもたち。どんな一年になるか楽しみです。

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