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妊活日記#2:心の声

子供が欲しいという実感

その日は「○時に病院に行くから、○時に終わると思う」という話を夫にしていたので、病院の予約時間には夫から「結果教えてね」というLINEが来ていました。

泣きつつも、報告してあげなきゃとLINEを打ち、「子宮腺筋症っていう病気だって言われた、不妊の原因にもなるらしい」と伝えました。

気持ち的には、人目を気にせず泣ける家に帰る方がいいとは思いつつも、一人で電車に乗って家に帰れる気がしなかったので、夫と話し合って、私のいる場所まで来てもらうことに。

30分以上はかかると言うことだったので、近くのレストランに入って待っていました。結局そこで二人でご飯を食べて帰ったのですが、金曜日ということもあり程よく賑わっていて、静かな家に二人でいるよりもうつうつとした気分にならずに良かったです。

そのレストランでは、
まずは絶対に不妊ということではないのでそこまで落ち込む必要はないよね、ということ、
腺筋症なんてそんなに簡単に診断できるものなのか?ということでセカンドオピニオンがほしいよね、ということ、
いわゆるブライダルチェックと言われる不妊スクリーニングもしたことがなかったし、改めて病院を探そう
という話になり、ようやく気が済んだ私は、「お会計しよっか」と言って、そのレストランを後にしました。

***

家に帰って一つ新たに分かったことがあります。
それは、改めてお薬手帳を見ていたら、今回の生理を来させるお薬。「前回と同じ薬を出しますねー」と言われたため、何の疑いも無く服用しましたが、よく見ると名前が違う。

以前は「デュファストン」という薬でしたが、今回は「ルトラール」という薬でした。

黄体ホルモンの内服薬は多くの種類があるのですが(中略)ルトラールの方がデュファストンよりも強力です。

https://kikuchi-lc.com/blog/2021/08/03/2599.html

無責任に「腺筋症ですねー」とだけ言い放っただけではなく(まあ治療法はないんだけど)前回と同じと言ったのに処方している薬が違ったなんて。しかも、今回使用した薬はより強いお薬だったそう。あの激痛も、この薬のせいだったのでは・・・。ますます病院に対する不信感と怒りが込み上げてきました。

ムカつくけど、結局あちらからしたら他人事。こちらがしっかりしておかないといけないという教訓になりました。あんな激痛、二度と味わいたくない。

***

もう一つ分かったことがあります。今回大号泣するほど悲しかったということは、逆に言うと、以前キャリアブランクが生まれてしまうことや、出産の痛みへの恐怖などであまり乗り気では無かったけど、やっぱり私は子供が欲しいんだろうな

そんな再認識にもつながりました。

昔観た海外ドラマで、子供は欲しく無いと言いながらも不妊と診断された人が泣くというシーンがあったことをぼんやりと思い出しました。人って、やっぱりその立場にならないとなかなか分からなかったり、心の底から実感できなかったりしますよね。

情報収集開始

妊活とは?

その日から夫と手分けして、不妊治療と良い産婦人科探しを始めました。妊活や不妊治療についての知識が二人とも全く無かったため、初めて聞く専門用語ばっかりで私は圧倒されてしまったのですが、夫が根気強く情報を集めてくれました。

その中で、妊活・不妊治療には色々な種類があることを学びます。

まず、妊活とは子供を授かることために行う準備の総称で、排卵日の予測や、医師の指導のもと排卵のタイミングを見計らって性行為を行うだけでなく、葉酸サプリの摂取や不妊スクリーニング、基礎体温の計測記録や、生活習慣の見直しも含むということです。

ちなみに今私は排卵日の予測、不妊スクリーニング、サプリの摂取、生活習慣の見直し(早寝早起き、コーヒー断ち、カフェインやお酒を控える、ホッカイロや湯たんぽで温める、残業を減らすなど)をしています。

不妊治療とは?

そして妊活・不妊治療には軽いものからタイミング指導法、タイミング指導法と薬の併用があり、それから人工受精、顕微授精、体外受精があります。

私独自のカテゴリ分けでは特に薬などを処方しない、いわゆる自然妊娠と呼ばれるものを妊活と認識していて、それ以外の薬などを使用するものは不妊治療と認識しています。(これはあくまでも私の意見です)

この時はまだ、「自然妊娠以外は嫌だな」と、そう思っていました。でも、同時に、「とは言え、不妊要素二つも持っているから、難しいだろうな。。」とも思っていました。

産婦人科選び

さて、私たちは妊活や不妊治療に関する基礎的な知識もそうですが、今後通う産婦人科を選ぶため、病院の情報収集も行いました。夫が資料作成が得意で、わかりやすいリストを作成してくれたので、参考になればと思い、横軸の項目を紹介させていただきます。

病院名、特徴と診療日・時間、最寄駅・住所、URL、自宅からかかる時間、職場からかかる時間、女医の有無や人数、不妊治療の実績、出産率、WEB予約の可否、支払い方法の選択肢(クレジットカード可かどうか)

また、参考になりそうなリンクも共有しますね。

JISART(生殖補助医療における国内唯一の品質管理ネットワーク)

東洋経済(「後悔しない「不妊治療の病院選び」ポイント5つ」)

東京都の不妊治療病院・クリニック成績ランキング

私は東京に隣接している県に住んでいるのでできれば家から近い方がいいなと思っていましたが、女医がいることが必須条件だったので、選択肢としては都内一択になりました。

ここまで女医にこだわる理由は、中学生の時に講和に来た男性産婦人科医が患者に対するわいせつ行為で逮捕されたから。

また、実績やグーグルマップの評判も参考にしながら優先順位をつけて行き、ある産婦人科へ行くことにしました。

つづく


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