065. 遠い記憶が見せる夢 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】
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くつしたは公園にいた
子猫だった。
おかーさんねこは
おそらく車に
はねられてしまった黒猫で
子猫3匹だけが
うろうろしていた。
何となく気まぐれで
エサをやるようになり
近所の数人からも
食べ物をもらっていたようで、
愛想のいい2匹は
そのうち姿を見なくなった。
警戒心の強いくつしただけが
ひとり残ってしまい、
ある日、なきながら
まるの足元に
駆け寄ってきたのだった。
* *
昼寝から覚めて
ふと、あわてたように
ニャニャと言いながら
小走りでそばへ来て
確認するように
ズリズリすることが
ときどきあった。
こんな夢を
見ていたのかも
と想像したりした。
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次回も おたのしみに。
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