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7ヶ月目。本音で生きる練習

先月末、研修で東京に帰ったのね。
で、研修後に懇親会に行ったんだけど…
帰ろうとしてコートを羽織ったところで事件が起きた。

酔っ払った先輩が赤ワイングラスを倒してテーブルにビシャーッッッ

そして向かいに立っていた私のコートにかかり、真っ白なコートに赤い斑点模様が……泣。

先輩は気が付いてない。

その先輩は普段、ちょっとだけ厳しい人で、私は何となくその場で先輩に赤ワインがかかったことを言えなかった。

とは言え、真っ白なコートが赤いダルメシアン柄になって落ち込んだ私は、帰りのタクシーでテンション低めに同期に愚痴った。

「先輩に言ってクリーニング代もらった方がいいよ。」

そう言われたけど、覚えてない先輩に自分から言うのは何となく言いにくい。

もしも言ったら……

先輩が嫌な気持ちになるかもしれないし
そのまま気まずい関係になるかもしれない

だけど、結局我慢できなくて周りの人に話してる自分がいるし、そのまま他人づてに伝わるくらいなら自分で言おうと思って、意を決した。

終業後の雑談の流れで

「そう言えば先輩、昨日ワインこぼした時、私のコートにかかってコートがダルメシアンになってしまったんですよー(><)」

内心緊張しつつ、なるべく明るい口調で、もぉー!!みたいな冗談を交えた口調で。

そうしたら、反応は意外なものだった。

「本当にごめーん!! 
クリーニング代いくらでも払うし、落ちなかったら買取もするし、土下座もするから!!」

と、逆に申し訳ないような、でも笑ってしまうようなノリで謝ってくれたのだ。

結果、全く気まずい感じにはならなかった。

さすが先輩、と言う感じの対応をしてくれた。

周りの人たちも、あーあ、やっちゃったねーみたいな反応をしてくれて、全然嫌な雰囲気にはならなかった。

「さくらちゃんに言ってもらえてよかったね。知らずに腹に溜め込まれてたら嫌だもんね(笑)」  

「うん、むしろその場で言ってよー」  

と言われて、そうか、と思った。

自分の本音、特に相手にとってネガティブなこと程言いにくいけど、言わずに遠慮や我慢をして私が嫌な気持ちでいるより、私の本心が聞けた方が嬉しいと感じてくれるらしい。

自分の捉え方を修正しようと思った出来事だった。

追伸 赤ワインのシミはトモコ(クリーニング屋さん)が4500円で何事もなかったのように綺麗にしてくれた!


さくら

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