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かわいい家族



玄関を開けると、そこは殺害現場だった!


なんて、経験はおありでしょうか?




ある日、
私は事件に巻き込まれた。

暑い夏の日、フーフー言いながら、家に帰り着く。

「冷たい、冷えたビールが待っている🍺」

と、ルンルンして、玄関のドアを開ける。

玄関をあけると、いつも迎えに出る愛猫のロイくんが、今日は、玄関にこない。

玄関から、リビングを通り、

ベランダのある和室が、

畳が、

血が、、、、

赤い血が
点々と、飛び散っている。

え、え、え、
何、何、何⁈

フワッと、細かい羽が、
ところ、どころにあり、

その光景は、殺人現場状態

そして、ご遺体は
畳の上、ベランダから、
ズルズル引き摺って、ちょいちょいと遊んだ後の、
スズメ

首は不自然にひん曲がり、
首のところをひと噛みされて、絶命したのがみて取れる。

愛猫ロイくんは、
私を見ると、眠そうな顔を向けたきり、
一口大きくあくびをした後、向きを変え、
眠ってしまった。

「うわぁー、ロイ❗️」

スズメはもう、硬くなっていた。

野生の本能とはいえ、
スズメが哀れで、泣けた。

夏場は、ベランダの床が、
冷たくて、気持ちいいらしく、よくベランダに出ている。

なので、夏場は、ベランダ側のサッシは、猫が通れるくらい開けたまま、出かけている。

ここから出て、
私の留守の間に、スズメを仕留めたらしい。

猫は、
飼い主さんに褒めてもらいたくて、獲物をとってきて、飼い主さんに見せに来る、
と聞く。

ロイくんの場合、
見せに来てないよね、寝てるもんね。

日頃、かまってあげていないから、その腹いせか?

はたまた、太り過ぎだから、餌を控えていて、
お腹が空き過ぎていたのか?


いずれにしても、
今までに、数回、この様な事件が起きている。

なかなかの、ハンターだ。


うちの猫、ロイくんは、
マンチカンの足の長い子。

性格はおとなしく、
テーブルの上にのったり、カーテンを登ったり、
いろいろいたずらしたり、

なんて事は全くなく、
飼いやすい猫だ。

夜は、一緒によく寝る。
昼も、ほとんど寝て過ごしている。

人に対しては臆病で、
宅急便のお兄さんが来ただけで、腰がひけてしまう。

そんな子が、
マンションのベランダに、
チョンと来たスズメを、ひと噛みで仕留めてしまう。


そんなハンターぶりが、形を潜めて、一年ちょっと。


コロナの影響で、
私が家にいる事が多くなった。

ちょっと鳴いては、抱き上げ、ご飯をあげ、
猫可愛がりしてしまった。


そのせいか、
最近では、すっかり甘えん坊の猫、ロイくん。

鳴き声まで、甘ったれだ声に変わった(笑)

コロナで、
野生の本能を、失ってしまったか?

でも、
ご遺体の処理をしなくて良くなって、
私は助かってる。


そして、
何をしても、やっぱり猫はかわいいのだ。
許してしまう。

かわいい私の家族
今日も、癒しをありがとう。



何故か、足の上に乗る(笑)

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