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憧れだった、あなた

小さい頃、欲しいものは
まったく買ってもらえなかった。
父のお眼鏡にかなうものだけ。

多分、家庭の事情もあったのだろう。

先日、はるのふみさんの記事を
読ませていただいて幼少の頃を思い出した。

私もリカちゃん人形が欲しくて
しかたがなかった。
周りのお友達は持っていたけれど、
私だけは、結局買ってもらえなかった。

買ってもらえたのは、
リカちゃんのダイニングキッチン
という
ダイニングテーブルとイス、
銀色の食器や小物などが付いていたもの。

リカちゃん不在のリカちゃんリビング

リカちゃんの小尻に合う椅子に、
大きなクマのぬいぐるみを座らせて

遊んでいた幼少期

キラキラした世界。
リカちゃんのママの笑顔、綺麗さ
パパの優しい姿。

きっと、そんな世界、
家族に憧れていたんだと思う。

母はオシャレに無頓着な人だった。
いや、父がオシャレを嫌がったそうだ(笑)

義母は、とてもオシャレの人だった。
ゴミを捨てに行くだけでも
軽くお化粧をするくらいの人。

いくつになっても
身なりを整える人って素敵だなぁ
と。

小さい頃は、リカちゃんファミリーの人形が
欲しかっただけだけど。

リカちゃんママに
ずーっと憧れていたんだと思う。

激辛あんこさくらは、的を得ている(笑)

結婚する前の家族の顔合わせで
父は言った。

ふつつかな娘ですが。ではなく、

育て方を誤ってしまい、
気の強い娘に育ててしまいました。

こんな娘ですが、よろしくお願いします。

そんな義母の切り返しは、
どんな苦労にも耐え忍ぶように
育ててくれたのですね。

憧れたリカちゃんママには程遠いけれど。
身なりくらいは、
リカちゃんママでいたいなぁ(笑)

こんなさくらですが、
どうぞよろしくお願いします。


最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。




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