火を拝借

まだ鳴かず飛ばずの歳だけど
悲しい経験なら沢山して来た
謎の下駄の音がする中で 幽霊提灯 手に持って

歩けど 歩けど 闇は深みを増す

やわな たかが知れた歳だけど
群青の泪なら随分と流した
謎の扉が開いたら 直ぐに 幽霊提灯 手に持って

歩けど 歩けど 闇は深みを増す

妖怪道を平気で歩けてしまうのは
生きてる者よりも怖いことはないから
たとえば 提灯の火が消えてしまったなら
彼らは 「どうぞ」と私に火を貸してくれるの

小童 小娘の歳だけど
血みどろの人生は針一本で済む
「君も苦しんだうちなのかい?」 幽霊提灯 話しだす

歩けど 歩けど 闇は深みを増し
歩けど 歩けど 先は見えずに在り
歩けど 歩けど 人間界は見えず…

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