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コミュニティに依存している人がコミュニティを潰す

仕事でもプライベートでも2015年ぐらいから個人的に「コミュニティ」というものが秘める可能性というのに注目をしています。
全国各地でセミナーを開催してコミュニティの力を目の当たりにしたことと、Work Shiftで言われるような
・ポッセ
・ビッグアイディアクラウド
・自己再生のコミュニティ というキーワードを知って、肌で感じていたことが言語化され腑に落ちたためです。

JAWS-UGのようにコミュニティを通して売るというマーケティング手法もIT業界では有名ですし、コミュニティマネージャーという役職を設けるベンチャー企業も増えてきましたね。

ネットショップ業界では楽天大学であったり、各地での勉強会がありますし、WebだとJimdoカフェやWordBenchのようなコミュニティも2000年代前半から存在しているものもありますね。

コミュニティというと地元のPTA的なものもそうでしょうし、同窓会というのも一つのコミュニティなのかもしれません。

地域活性化の文脈でいくと、ネオ県人会なども注目しているコミュニティです。

先日とある地域のコミュニティ活動の一貫で講師を勤めてきました。
なかなかつながらない地域で住む人たち(特に若い世代)が勉強会を通してつながってほしいという想いで開催しているかなり歴史のある活動です。

昔はそれこそ若い世代がたくさん参加していて、そこで出会って、結婚して・・みたいなこともたくさんあったようです。

そもそもコミュニティの定義とは・・・

コミュニティ(IT用語辞典バイナリより)
別名:コミュニティー
【英】community
コミュニティとは、英語で「共同体」や「地域社会」を意味する語である。IT用語としては、インターネットなどを通じて特定の目的や話題について交流するユーザーの集合などを指していることが多い。mixiやGoogleプラスなどのソーシャルサービスでは、特定のトピックをテーマに交流する場もしくは機能がコミュニティと呼ばれている。また、ユーザー同士が互いに発言し合って交流・情報交換を行う趣旨で設けられたサービスやWebサイトは「コミュニティサイト」と呼ばれることがある。

地域社会や共同体という定義でも、IT用語のコミュニティでも特定の目的や話題についてあつまった集団であるという点では変わらないと思います。

コミュニティの成立要件って大きく2つあって、
集まることでなにかしらの「不」が解消されるパターンと
熱狂や好きの上に成立するパターンとがあると考えています。
※コミュニティマーケティングをやりたくて意図的につくろうとしている所も増えていると思いますが上記のいずれかの2つに合致しない場合は難しい(これはまたどこかで)

前述した地域のコミュニティづくりの場合は、きている人たちがそのコミュニティに求めていた機能というのが変わってきているにも関わらず、コミュニティの運営側自体が変われなかったところにあったところに原因があったように感じます。

運営側が変われないというのは運営は変えたいけれどもコミュニティにコミットしている人たちが変われないから、変われないということもあると思います。いわゆる県人会というのはそうなってしまっているところも多いのではないでしょうか?

「マニアが業界を潰す」という言葉を借りるとすると

コミュニティ自体も変わらないといけないシーンにおいては、

「コミュニティに依存している人がコミュニティを潰す」
ということが言えます。

なのでコミュニティの継続に必要なのは「新陳代謝の仕組み」です。

新陳代謝の仕組みとしては幹事グループに任期があったり、新しい人が入ってきやすいようにコミュニティの間口を広める機会を設けたり、メンバーの卒業を設けたりしていることがあります。

コミュニティの質を維持するためには入口も大切ですが、出口も用意することが一つポイントもコミュニティができた早い段階に作っておくということが重要なんだと最近感じます。
まとまりのない文章ではございますが、
インベスターZ17巻で心に残った言葉で締めさせていただきます。


組織の存続において最大の懸念事項は、後継者の選定とその引き継ぎだ




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