「起こり得る未来」こそ恐ろしいものは無い
前書き~SFの知識と理論を踏まえた、バイオハザードを彷彿とさせる恐怖~
とある方が仰っていました。SFとファンタジーの違いは、現状そのような発明がなされていなかったとしても、緻密に理論を組み上げ、現状の科学と最先端の研究や、想像を組み合わせたものがSF。魔法のように理論や因果の説明が無い、あるいは説明しようがないものがファンタジーだと。
その意味で本書は、SFと断言できる範疇すら超えて、どこからが著者の想像の範囲で、どこからが本当に現代科学で起こりうる未来なのかー。その境目