さまざまな風景のうた10
夜空見つめ君の想いを胸に秘め水面響ける夏の川瀬
師の義父に師の面影を重ねつつ我も歩まん果てしなき道を
忘れ得ぬひとを今でもおう影はあわゆく匂う雲のかなたに
星屑はあわい光を放ちつつ静かに笑う横顔を探して
ツバメ鳴き初夏をうるおす涼風は君を想いしセピア色に染まりて
抱き離さず君を心に置くまではそっとつぶやく涙の頬に
酔い醒めず過ぎし日々を夢見れば時は静かに我に微笑む
ページめくる夜の帳が下る中君との思い出映すフォトグラファー
忘れ得ぬ人を今でもおう影はあわゆく匂う雲のかなたに
陽が落ちてなおも離さぬ君への想い永遠に誓う命を抱きしめて
我数え君と会う日を心からあふれる想いはやすらぎに満ちて
縁とは不可思議なれど優しさに心に満つる感謝溢れて
※今回はあえて12首載せました。よろしくお願いします。
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