さまざまな風景のうた15
この日より和と成りし良き日から明日の香りの豊かなるかな
行く雲にうつろう風を感じつつ時の流れは優しさに変え
雲ばかり流れゆくなり吹く風にあの日誓ったそれぞれの道
身が裂ける思いと共に涙雨畏れなきもの慟哭もきけず
裂ける身を癒やす如くに降る雨は言えぬ怒りと裏腹にうるおす
流れゆく静かに時を刻みに行く雨音数えただ心に言い聞かせり
やり場無く裂けるにまかす身の痛みされど心は希望をみつめて
裂ける身を癒やす神はいますかな事象を超えた理と共に
静かなる時はうつろい今はただ静かに時にゆだねゆくのみ
あらがいて生きてきた様われもまた今は静かにうつろいにゆだねたり
※今回は十首です。一番最初の歌は友達が結婚する時に二人の名前を入れて詠みました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?