見えない障害の理解を妨げるもの

今回はただのたわいない話です。
Twitterでフォローしていた20代後半の男性。
発達障害らしく、よく文句のツイートをしてました。文句というより同情を引く感じですね。

私は双極性障害で、以前はパニック障害もありました。パニック障害は寛解したのか症状は全く出ません。

障害を持つということは自分の選択する道が閉ざされるということです。選択が限られるということです。やれないことが増えます。
自分がやりたいと思うこともできなくなります。
私は昔から空手とか日拳とかしてたので、またやりたいと思っても正直にいうと断られることがあります。こちらができると思っても道が閉ざされることがあります。

できる範囲が限られること、それが障害を持つということです。

さて、そのTwitterの彼、ウルトラハイパー負けず嫌いと言いつつ、文句が多い。というか同情を引きたがる。
同情してほしいのはわかりますが、正直なんか自分で自分を縛って自分で不自由になっていると思います。同情されても意味ないですからね。

ある日、彼が自分は見えない障害だけど、見える障害の人がマシとツイートしてました。

私はつれあいが全盲なので、見える障害のつらさや生活が制限されて身動きできず苦しむ姿を見てますから、見えない障害、見える障害共に
同じではありませんが、不自由という点では同じと思っています。

私がそのようなことを彼にそういうと、彼は「例えばガンの人は誰からも同情されるけど、僕のような人は同情されない。」という。
ガンの方を例えに使うこと自体間違っているだろう。ある意味ガンの方に大変失礼だと思います。ガンの方は同情どころか命がどうなるかというところに立たされている。その方々に大してマシとはびっくりしました。

また「視覚障害は見えないだけでマシです。みんなから同情されるから。」という。
これも視覚障害の方に失礼です。見えないから好きな場所にもいけないし、役所や銀行とかで字がかけないので困ることが大変多い。
他にもありますが、視覚障害は彼が運転する車も運転できません。

それで、私がそれは違うと思うというとブロックされました。あれほど私を慕っているようなこと言ってましたが安易ですね。
別に慕われたいタイプの人ではありませんが。

さて、自分が見えない障害を持つということは、別に誰かに言う必要はないと思います。
必要な時に言えばいいし、言いたいならいってもいいとは思いますが。

私はこれまで、双極性障害をはじめとする障害が理解されるために、本当に働きかけてきました。
そんな中、彼のような人は、ここまで理解がある程度深まった今、本当に困る人です。ある意味邪魔な存在です。せっかくみんなが本当の見えない障害のことを理解してもらおうと頑張っていることに対して誤解を招く行為だからです。
まだまだ理解は浅いからです。専門と言われる人達も本当のところわかってない人も多いです。

簡単にブロックできるというのも、本当の友情の在り方について疑問ですね。
ブロックは迷惑な人を避ける機能と思いますが。

同情されたいだけなら、ただでさえ障害でしんどいのに、よけいにしんどいだけ。
それに同情されても誰も何もしてくれません。
私自身は医師の処方も大切ですが、自分の考え方、捉え方も大切と思います。

私は避ける場所や人は避けますし、自分のペースでやってます。
負担は減らす。

私達の障害は心だけでなく、身体にも出ます。
まあ、同情受けたいからオーバーに訴えるのでしょう。本当にウルトラハイパー負けず嫌いか?

もう20代後半ならわかるだろう。その癖やめないと、この先ずっとしんどいだけですよ。

見えない障害には見えない障害のつらさがあり
見える障害には見える障害のつらさかある。

見えない障害の理解は本当にこれからと思います。だから理解を妨げることは本当に頭にきます。彼を例にあげましたが、このような理解が進むことを妨げる人達は本当に考えたほうがいい。自分の首を絞めるだけでなく、みんなにも迷惑をかける結果になる。同情されても誰も何もしてくれません。本当に何もしてくれません。理解が進むことが大切です。

私は自分の世代では無理でも次の世代か次の次の世代にはもう少し理解が進んでほしいと願っています。
その為に頑張っているのですから。文句かなんかはやめてほしいですね。

あと、個人個人、苦しむ人達が本当に理解されて、苦しみがすこしでも無くなるように願っています。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?