問いを返してみたら
この時期、就職活動解禁前と「言われている」ので
それに向けてのあれこれのお話を聴くことが毎日の業務でメインになってきています。
その人の進み具合にもよるのですが
「こうしたらいいですか?」と答えを求める人がとても多い。
志望動機、企業さんのうけがいいは○○したほうがいいですよね?
面接ですらすら答えられた方が印象いいですよね?
志望する業界はばらばらじゃない方がいいですよね?
例えるならばこんな感じ。
正直な話、私は企業の人事とか経験0なので全くわからないっす!以上。
これが私の答えではあります。ただ表面上の問いに対して答えるならば。
なんでこの「問い」を学生さんたちは口にしているのか。
という「問い」に「問う」という二重構造をぶちかます私。
ずーっと前にこの時期おんなじように感じたのですが
「答え」が欲しけりゃ、Google先生や
加えてchatGPTなど、生成AIという強い味方が皆さんにはいるのです。
試しに、「企業に評判がいい志望動機の書き方を教えて下さい」とお願いしてみたら、必要な事(企業理解などなど)と一緒に例文まで出てきました。
(私としたらツッコミどころ満載ですが、もっと詳細な指示をすれば精度が上がりそう。)
多分私に問いかけられた問い、とはそういうことじゃないのかな?と自覚しています。だって情報なんてごろっごろしています。
なので問いには少々の「捉え方」と「問い」で聞いていくことにします。
「確かに○○することで、企業の採用担当者に入社したいこんな側面が伝わるかもしれません。ところで○○さんは『企業のうけがいい』と思われたいんでしょうかね?」
そうすると「受けのいい答え」が欲しいのではなかった、
実は自信がないために、「受けたほうがいいのでは」という心配が募っての問いだったことが判明することも少なくないのです。
じゃぁ「受けのいい答えを探す」ではなく
その前に何に対して自信がないのか?どんな考え方のクセからやってきているのか?そこからかもね!って。
手段が「解決」の目的ではなくて、もっと胸の内にあるモノが解決にひょろっと繋がっている。
ただ…そこを見てアプローチするのめんどくさいよね!
だからついつい「手段」を問いの主題としておきたくなっちゃうのもわからんでもない。
ただめんどくさいを少し乗り越えてもらうと
解決まではいかずとも、少し楽になるんじゃないかなと個人的に想うわけです。
めんどくさいはいろんなものに効く。
というステッカーを自作で作って学生に配っていくか。
ちょっと迷惑行為に引っかかりそうなので心にとめておこうと思います。
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