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交代してみると景色が全然ちがう


人の話を聴く。という生業になってからかれこれ6年になります。
私は「誰か」の心の中にある引っかかりについて聴く側です。
いつもは。

その中で私が話す側
そう「相談をする立場」になったことが2度ほどあります。

資格の講座で面談のロールプレイをする際に、相談者役はありますが
ロールプレイではなく、自ら相談しに行ったということです。

***今回は「心が弱っているとき」の相談者としての体験です***

2年前の晩夏に、母から「こういっちゃなんだけど…最近大丈夫?相談にいってみたら?」ととてもいいにくそうに切り出してきました。

?自分としてはあまり自覚なかったのですが、そこから微妙な変化に気づきます。
■会社で電話を取ると受話器がとっても震えています。
→スマホじゃあるまいし、バイブ機能ないよね?と思っていたら
かなりの勢いで私の手が震えている。
■食欲があまりない
→食べても小皿に野菜、みそ汁のみ
■寝つき悪い、中途覚醒
→平均3時間、寝ても深夜に目が覚めてそこから寝れない


あ、これ講座で聴いた「心がSOS」を出してるサインだわ


と初秋にようやく事のまずさに気が付き、心療内科に予約し受診。
診察では特に病気ではなくお医者さんから
「どうします?」と謎の問いかけがありました。

どうしますったってねぇ。どうしましょうねぇなんて愛想笑いしていましたら、治療というより
「カウンセリング」を受けてみては?とおすすめされました。

そこから半年ほど定期的に、臨床心理士さんの「カウンセリング」が始まったのです。


私が生業にしているものは
「キャリアカウンセリング」なので少々心理的なアプローチや臨床の知識がある「臨床心理士」さんのカウンセリングは違う点もたくさんあります。


ただ、共通することは

安心して、完全に受け止めてもらいながら、第三者に話せること。


その場があるということなんじゃないかなと思いました。

具体的には触れませんが、臨床心理士さんのカウンセリングでは
私がずっと誰にも話していない「感情」の部分を話すことができました。
おかげで、私にこびりついてる「呪い」のルーツが何がきっかけだったのか
そのおかげ?で私の考え方、ひいては「人との関わり方」に大きくつながっていたという大きな発見がありました。

当時の「私の負荷」は結局原因が呪いからくるもの、とわかったときに
負荷を軽くする「考え方」のヒントも徐々にわかり、半年程度でカウンセリングは終わりました。

カウンセリングを受けて
◎相談する側が持つ思い
◎その思いにどうやって触れていくのか
◎安心な環境であることの「伝わり方」(言語以外でも)

難しいなぁという点は満載でしたが、たくさんのモノがみえました。

以前学生さんが「怒られると思いました」という話が出ることも多かったので

反対側からたくさんのモノが見えた私としては怒るなんてもってのほか。
できる限り思いにそっとふれていくためあれこれ
手を変え品を変えながら毎日できたらなぁ。と奮闘中です。

定期的に「反対側から」を知ることは大事
相談「する側」をそろそろどこかでお願いしようかなと思います。

気持ちがしょぼついたときには我慢しないで
他の人をたよる、って大事ですね。

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