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カネなし・コネなし・スキルなしの持たざる者でも始められるニッチな事業アイデア

先日、2020年11月から使っているキーボードの"J"ボタンが壊れました。

"J"ボタンが壊れたを調べてみるとパンタグラフという部品が不具合を起こしていることが分かったんですね。

パンタグラフを交換すれば直るのですが、メーカーはパンタグラフを販売していません……。

どうしたものかと途方に暮れていた私ですが、おばあちゃんから教わった知恵を思い出しました。

「困ったときはググるんだよ」

お、おばあちゃん……。

おばあちゃんのアドバイスに従い、使っているキーボードの商品名+パンタグラフで検索してみる。

実際の検索結果

ん?あ!

なんと!私が欲しいモノをメルカリで出品している人が居るではありませんか!

コレを見つけたとき、勝ちを確信しました。

健康な"J"ボタンが戻ってくる喜びを踊りで表現し尽くしたあと、メルカリの商品ページへアクセス。

メルカリの商品ページ。無常にもSOLDの文字が。

「あ、売り切れてる……」

喜びの舞を踊っていた隙に誰かに奪われたパンタグラフ(実際には2日前に売れていた)。

しかしそんなことで私はめげません。既にパンタグラフを販売している人が居ることは理解しています。メルカリで新しく検索すればいいだけ。

"KX800 パンタグラフ"と。もちろん、欲しいのは販売中の商品。

我々一生懸命探しました、スタッフ一生懸命探しました、そしてパンタグラフ……見つかりました。

販売中のみに絞って検索

特に検討することなく、目についたものをすぐさま購入。

で、この経験をもとにカネなし・コネなし・スキルなしの持たざる者でも取り組める事業について伝えようと思ってこのnoteを書いています。必要なのは「やろう」という意志だけ。

自分の事業で稼いだことがない。

スキルがなくて事業が始められない。

コネもカネもないからスキルがある人に仕事を依頼することもできない。

そんな風に悩んだことがある人はこのnoteを最後まで読んでください。

「やろうと思えばだれでもできる事業」について理解を深めておけば「誰でもできる!1日15分スマホで完結!」みたいなクソ事業に騙されなくて済みます。


これって、カネなし・コネなし・スキルなしでも取り組める事業じゃない?

今回、私はキーボードを修理するためにパンタグラフをメルカリで購入しました。これって、よく考えると立派な事業ですよね。

キーボードをばらして、需要がある部分だけを売る。キーボードを安く仕入れて転売するよりも得られる最大の利益は大きくなります。

1つのキーボードから生まれる利益は?(理論値)

今回、私が購入したパンタグラフは1個800円。メルカリで調べてみると、パンタグラフ以外にもキートップという部品も900円ほどで、ばら売りされていました。

ココには映っていませんが、SOLDも何個かありました。

キーの数は113個、それぞれにパンタグラフとキートップが存在しています。そして、使いまわせる正方形のパンタグラフは76個(数える限り)。

1個800円で販売すると、800円×76個=60,800円。

メルカリなどのプラットフォームを利用して手数料に10%かかると仮定して粗利益は720円。ゆうパケットminiで送れば160円+封筒代20円の180円。

送料を引いた後の利益は540円。ちなみに定形郵便を利用すれば84円で済むので、送料を引いた後の利益は636円になります。

メルカリの配送方法と送料

今回はゆうパケットminiを利用すると仮定して540円の利益としましょう。

全てのパンタグラフが売れたと仮定すると540円×76個=41,040円。ここから仕入れ値を差し引くと利益が計算できます。

ジャンク品を4,000円で仕入れたと仮定すれば41,040円-4,000円=37,040円。正方形のパンタグラフから生まれる利益だけで37,040円が得られます。

もちろん、「そんなにパンダグラフは売れないだろ」という声があるのは理解しています。しかし、ジャンク品を4,000円で仕入れたと仮定すれば

4,000÷540円=7.4個。約8個売れればプラマイゼロ。それ以降は利益。

しかも、キーボードには正方形のパンタグラフ以外にもファンクションキー用のパンタグラフ、エンターキーのパンタグラフなどがあります。よく使うキーの文字がかすれて消えている人にはキートップが売れるでしょう。

実際、メルカリではパンダグラフ以外にもケーブル、USBレシーバー、キートップなどが売れています。

ジャンク品を修理して売ってもいい。

「でも、パンタグラフが8個も売れるか分からない……」という人もいるでしょう。そんな人はジャンク品を修理して販売しても良いのです。例えばこちらを見てください。

キートップが外れているジャンク品。

3,600円でキートップが外れているジャンク品が売られています。外れているのはBluetooth3のキートップ。

おや?これは?

Blutooth3のキートップ

なんと!ジャンクの理由になっているBluetooth3のキートップが900円で売られています。

3,600円のジャンク品、900円のキートップを購入して修理したらどうなるのでしょう?その結果がコチラ。

修理したら12,500円で売れる。

12,500円で売れるみたいですね。手数料10%を差し引くと11,250円。3辺合計100cm以内で梱包すればエコメルカリ便が使えるので送料は730円。

11,250-730円=10520円。4500円の仕入れ費用を差し引くと最終利益は6,020円。

分解も修理も、めちゃくちゃ簡単。

ジャンク品からキートップやパンタグラフを外すのなんてやったことがない……。と思っているかもしれませんが簡単です。

小さいマイナスドライバーを差し込んでカパッとするだけ。心配ならYouTubeに参考になる動画が沢山あります。超簡単。

ばらしたものを8個以上売るだけで利益。楽そうですね。

修理も同じ。ジャンク品の修理なんて難しそう……、と思うかもしれませんが、キートップは上からはめるだけ。めっちゃ楽です。

メルカリで商品を二つ購入して、うーん!!と合体させるだけで6,020円の利益が生まれる。これも楽ですね。

しかし普通の人は「キートップやパンタグラフを分解するのは難しそう……」、「ジャンク品の修理って難しそう……」とイメージだけで敬遠し、手を出さないのです。ここに利益の源泉があります。

【問題点】大きな利益は狙えないのでは?

しかし、聡明なスモールビジネス大全の読者であるあなたはこう思ったことでしょう。

「まぁ多分、利益を出すのはできるかもしれないけど、大きな利益を狙うのは難しいのでは?」と。

流石な慧眼。おっしゃる通り。Logicool KX800はそこそこ人気かもしれませんがパンタグラフやキートップを出せば飛ぶように売れるモノでもありません。

ジャンク品を修理して売るにも、市場にあるジャンク品、それも簡単に修理できるものはそこまで多くないかもしれません。

この先、有料部分では「利益を大きくするためにどのように考えるのか?」について解説していきます。


以下、有料部分です。

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