初めてのデモ参加、反戦、そしてセルフケア
お恥ずかしながら、27歳にして初めてデモに参加しました。デモといっても音楽を歌い奏でながら歩くというかたちで、その名も、
平和のマーチ
音楽隊としては、トランペット、サックス、ギター、アコーディオンなどの奏者がいらっしゃいました。総勢50名ほどだったと思います。
そしてプラカードはいくつかのスローガンと、パレスチナ、ウクライナ、ミャンマーなど戦禍にある国々の旗。最後尾には大きなパレスチナ国旗をなびかせて歩く方もいました。
渋谷のスクランブル交差点を、音楽とともに声を挙げ、プラカードを掲げて歩くマーチの様子はまさに壮観。特に私はカメラマンだったので、撮りながら感動しました。
多くのデモでは、怒りをぶつける強いコールが行われていると思います。それは確実に大切で必要なこと、なのですが私はどうしても自分の意思表示として取り入れづらく、長く参加できずにいました(悠長なことを言ってる場合じゃないと思いつつ…)
そんな中で知った今回のマーチ。音楽で訴える方法に「これなら私にもできる」と思ってすぐ参加を決めました。しかも演奏する曲の1つには、私が悲しいニュースを知ったときによく聴く「悲しくてやりきれない」があり、さらにこのマーチへの共感が深まりました。
(曲のリンクを貼りたいけど転載だらけで本家がわからず…皆様どうか探してくださいませ)
また、もちろんこのマーチは苦しむ人々のために行われたのですが、参加することで私も勇気をもらいました。エンパワーメントされた、というのでしょうか。
特に私は自分の無力さを嘆く癖があります。こんなに悲しいニュースが多いのに何もできない自分が情けなくなります。
でもこのマーチに参加したことで、無力さを嘆いて部屋の隅で泣くより、道に出て大声で嘆いたら良いと気付きました。その嘆きは集まれば訴えとなり、多くの人に届き、世界を少しずつ変えるかもしれない。無力じゃないかもしれない。まだ分からないけれど、いったん信じてやってみようと思います。
この世界を嘆き、停戦を訴え、平和を祈って。
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