2024.3.4 白人支配に立ち向かった2つの国
序
今から150年前、欧米列強の世界支配に抗い、立ち上がった二つの国がありました。
この二つの国は、それぞれアジアの東と西に位置する長い歴史を持つアジア人の帝国で、その地域のリーダーのような国でした。
この二つの国は東西に遠く離れていますが、ルーツを同じくするという説もあり、同じ文法の言語を話し、共通する単語も持ち、家の中では靴を脱ぎ、お米を食べ、お風呂に入るなど食文化や生活様式も似ています。
そして、共に長い歴史と民族の誇りを何より大事にし、真面目で勤勉、そして和を以て貴しと為すという国民性も同じくしていたのです。
或る言い伝えでは、元は同じ場所に住んでいた二つの民族が、片方は太陽を求めて東に移り住み、もう片方は月の光を求めて西へ移り住んだ、そうしてこの二つの国ができたのだという話もあるほど…。
実際、現在のその二つの国の国旗を見てみると、それぞれに赤い太陽と白い月を掲げています。
そんな異なる土地で生きた、まるで兄弟のようなこの二つの国は、ちょうど同じ時期に、共に有色人種でありながら、白人たちの植民地支配に立ち向かい、自らの力で欧米列強の国々に負けずとも劣らぬ国を造り上げようと奮闘していました。
そして、遠く離れていながらも互いに意識し合い、影響し合いながら、共に近代化への道を歩んでいたのです。
そんな中で先に目覚ましい近代化を成し遂げたのは、兄のような存在であった東の太陽の国。
この国は当時、有色人種が奴隷のように支配されるばかりの欧米中心の世界において、いち早く列強に立ち向かうだけの軍事力と経済力、そして外交力を身に付け、国際社会に躍り出ていったのです。
そして、遂に曽てどの有色人種の国も成し遂げられなかった、これまでの歴史を塗り替えるような目覚ましい成果を見せます。
なんと、世界最強と呼ばれた大国ロシアのバルチック艦隊との戦いに大勝利を収めたのです。
ここまでお読みになった貴方であれば、きっともうお分かりだと思います。
この二つの兄弟国の兄と呼ばれる国、太陽を国旗に掲げる日出る国とは我が国の日本です。
それでは、もう片方の弟の国とは一体どこの国のことでしょう?
本記事では、日本人と兄弟のような深い絆を持ちながらも、現代の私たちが忘れてしまった、“ある国”との知られざる繋がりを知って頂けるでしょう。
そして同時に、もし貴方が今、日本の未来に不安や危機感を持っているとするならば、この記事から日本の現状を打ち破るためのヒントを得て頂くことができるかもしれません。
なぜなら、曽て日本の弟のような存在であったある国というのが、今の鬱々とした日本の現状を打破し、明るい未来へと導くための鍵を握っていたのですから…。
それでは、私たちは、曽ての兄弟であった国から一体どんなことが学べるのか。
続きをご覧頂けたら幸甚です。
明治天皇に心酔した大統領が作った国
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