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9歳でお金を作った少年

今回は、あるお金の本についてシェアをしたいと思います。
その本とは、
『金持ち父さん貧乏父さん』

投資関連の記事を読まれている方には、既に読まれた方も多いかもしれませんね^^

著者のロバート・キヨサキさんは、お金持ちだった友人の父(金持ち父さん)から、『経済的自由を手に入れるためのお金の哲学』を学んだと言っています。

お金のために働くのではなくて、お金に働いてもらうために何をすべきなのか?
を考えることを、小さい頃から学んでいました。

この本で一番ビックリしたのが、キヨサキ氏が9歳の時に、友人と2人でアルミを溶かし、1セント硬貨を作ってしまったエピソードです。

もちろん、これは犯罪になってしまうのでダメですが、9歳でお金を自分で作るという発想、そして行動力が凄いと思いました(笑)

私が9歳の頃は、もちろんお金の知識なんて無かったですし、勉強もせず、外でずっと遊び惚けていたので…。

そして、この本で一番“学び”になったのは『資産と負債の考え方』です。

資産=ポケットにお金を入れてくれるもの
負債=ポケットからお金を奪うもの

というシンプルですが、非常にハッとさせられる考え方でした。

例えば、私がお勧めしている成長株や配当王・配当貴族といった米国株を買って長期で保有すれば、配当金が定期的に入ってくるので、これは資産になります。

配当金で株を買い増しすれば、より多くの配当金を受け取ることもできます。

資産で資産を作ることができるのです。

しかも、今のような下落相場でこのような株をコツコツと買っていけば、回復した時に高い成長も狙えるので、優良な資産と呼ぶこともできるでしょう。

では、このような株は、誰にとっても資産なのでしょうか?

例えば、短期間で株価が大きく成長しない株は損切りして、別の儲かりそうな株を買ってしまう人にとってはどうでしょうか?

この場合は、たとえ成長株であっても、必ずしも資産とは呼べないかもしれません。

資産だと思って買った成長株…。

下落した時に、それを手放してしまう人にとっては負債になり得ますし、株価の回復を待つことができる人、バーゲンだと思って買い増しできる人にとっては資産にもなり得ます。

特に今のような下落が続いている時期、投資したレガシー株がどんどん下がっているのを見て
「もう手放したほうが良いんじゃないか…?」
と思うかもしれません。

その気持ちは私にもよく分かります。

でも、投資した株が『資産』になるか『負債』になるかは、投資した人の知識や心構えによって変化します。

投資した成長株を負債ではなく、将来たくさんの収入をポケットに入れてくれる最高級の資産に変えるためにも、今の時間はコツコツ買い増しして、将来の資産を育てていきたいなと、この本を読んで改めて思ったほどです。

これまでお金について、あまり知識の無かった私は、大人になってからもちゃんと勉強してきませんでした。

金融関係とは無縁の職場で働いていた時は、将来贅沢な暮らしを送るために、沢山稼ぐ必要がある!
そのために良い学校に行って、大企業に就職して、安定した職業に就いていい給料をもらう!
という考え方をしていました。

本気で、これで将来安泰だと思っていました…。

つまり、お金のために働いていたのです。

しかし、この本に出会って、“何が資産を増やすことに繋がるのか?”を考えるようになりました。

今まで貯金中心だった生活から、お金に働いてもらう行動として、成長株や配当王・配当貴族と言われる株を定期的に少しずつ買っていくという生活に変わりました。

この本が出版された時に出会っていれば、もっと色々な選択肢があったのではないかと思うくらいです。

という訳で、今回は『金持ち父さん貧乏父さん』の本を読んで、私が気付いたことをシェアさせて頂きました。

また、この本が面白かった!
読者の貴方にもシェアしたい!
といったものがあれば次回以降の記事で紹介します^^


P.S.
今回記事にした『金持ち父さん貧乏父さん』には、大富豪マーク・フォードの著書『大富豪の投資術』にも似たような学びがあるかと思います。

フォード氏と少し違う点を挙げるとするなら、フォード氏は自分を臆病な投資家と言うだけあって、投資に関して、とても慎重な行動を取ってリスクを限りなく抑えた投資をしています。

著書の中にも、そのことが書かれていますが、キヨサキ氏は<度胸が大切>、つまり、リスクを負うことが、お金持ちになるには大切だと話しています。

この辺りは、超保守的なフォード氏との違う点かもしれません。

実際に2冊を比較して読んでみると、違いがより分かると思うので、もし良ければ読んでみて下さい!





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