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車の運転と投資の共通点

これは、マニュアル車(MT車)に使用されているギアチェンジです。

「教習所でたくさんエンストしたな…」

そんな懐かしい記憶が蘇りましたか?

あるいは、
「かっこいいし、今でもMT車に乗っている」

といった方もいるかもしれません。

そんなMT車ですが、実は年々、免許を取る人が減っています。

令和3年度の運転免許の資格試験受験者数を見ても、全体の約30%ほどしかMT車の受験をしていないという統計(警察庁運転免許統計)も出ています。

20年前は70%近くいたのに、この減少は驚きです。

とは言っても、実際MT車の免許を持っていたとして、運転する機会なんてほとんどありません。

私も、MT車の免許は持っていますが、免許取得後にMT車を運転したのは指を数える程度です。

今は道路を走っている車のほとんどが、AT車だと思っても過言ではありません。

実際に購入されている車の約98%はAT車です。

AT車は足元のクラッチがない分、ブレーキとアクセルの2ペダルで操作できますし、速度や道に合わせてギアを入れ替える必要もありません。

そのため、余裕を持って運転に取り組めます。

ですが…、その“楽さ”から、このような結果が生まれているのをご存知でしょうか?

Yahoo!ニュース

鳥取大学の研究で、MT車とAT車を全く同じ台数で事故率を比べたところ、AT車の方が、およそ2倍事故が起こる確率が高くなるという結果が出ました。

先ほど98%がAT車を買っていると述べましたが、単純に考えて全員がMT車に変えれば事故は半分に減るということです…。

一体なぜこんなにも違いが生まれるのでしょうか?

いくつか理由は考えられますが、最も大きいのは
“ドライバーの心理的余裕の違い”
と言われています。

AT車の持つ
・クラッチもなく2ぺダルで運転ができる
・ギアの切り替えがないので、気を遣う場面が減る
という利点。

これは欠点に置き換えると、
・クラッチがなく2ペダルだから踏み間違えても、そのまま進んでしまう。
・ギア操作がないから運転にずっと集中しなくてもいい。
と言えるかもしれません。

もちろん、全員が煩雑な運転をしているわけではありませんが、楽になりすぎるというのも考えものです。

この楽をしすぎると、大きな事故を招いてしまうというのは投資でも同じことが言えます。

例えば、金融機関の営業マンから勧められる『投資信託』。

プロに運用を任せられるし、時間も取られないという利点があります。

しかし、言われるがままに買って、
「プロに運用を任せているから大丈夫だろう」
とほったらかしにしていると…、久しぶりに様子を見てびっくりすることがあります。

取り返しのつかない大きな損失が発生!

実際、退職金の運用を全てプロに任せて、数千万円のお金が一気に数百万円になってしまった…、といった話を聞いたことはないでしょうか?

安心しきって、放置していたために起きてしまった…。
ある意味、事故です…。

こういった事故を防ぐためにも、ひと手間掛けて月に一回くらいは、ご自身が持っている資産の見直しをすることをオススメします。

長期投資や配当を目的とした投資であったとしても、このちょっとした自分自身での操作が、最終的に自分の資産を守ることに繋がります。

どうにもできないような大きな事故を起こしてしまう前に、自分自身でもしっかりと管理をしていくことが大切ということを忘れないようにしましょう。

とは言っても、自分自身で資産を管理をするのはハードルが高いと感じているのではないでしょうか?

もし、そう感じているなら、こちら(有料記事)を使って少しずつ始めてみませんか?

今月、来週辺りに記事を更新するタイミングで資産の見直しをしても良いかもしれません。

良い投資を!

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