【2回】X-H2で動画も画像もRAWで撮影したい
第1回続きまして、今回はさっそく8KのRAWを撮ってきましてパソコンに入れたわけですが、早速、パソコンが動かなくなりました。
8Kはパソコン殺し
早速ですが、Premiereで取り入れたのですが、プレビューされません。終わりました。。。CPUファンは唸っているのですが、カクカク。。。ちなみにPCスペックは以下の通り。
・CPU:Core i5 12400F
・GPU:GTX 1650 4GB
・Memory:32GB
最初から無理だとは思っていましたが、やっぱり無理でした。動画といっても10秒くらいだし、そこから切り出すのが目的だから・・・と思っていましたが、まずこのスペックだと表示さえもままなりません。
パソコンを買い換えると20万超え
まず、Macに買い換えるとすると、最低でもM2 Maxチップが必要になるので、Apple 2023 Mac mini M2 Proで動く可能性がある程度。Windowsだと、CPUとグラボを買い換えて25万円くらいになります。
全然だめですね。何ならX-H2をもう一台買えてしまうのではないかと思ってしまいます。これではせっかくコスパを重視してFUJIFILMにしたのに、意味がなくなってしまいます。
Prores Rawは諦める
せっかくAtomos Ninja V+もそろえたのに、Prores RAWを編集できないなんて。。。。。絶望に落ちてしまいました。8K RAWをダウンサンプリングして4K RAWに変換できないかと考えましたが、それは不可能みたいで、探しても方法が見つかりませんでした。
Cinema DNG 変換はどうだろう?
WindowsのCinemaDNGに変換可能なRaw Convertorというソフトがあるのですが、X-H2sは対応しているのにもかかわらず、X-H2は対応していません。ということは、対応を待つほかありません。Atomos Ninja V+じゃなくて、BRAW対応のBlackmagic Video Assist 12G HDRを買えば良かったんじゃないかとも自問自答。。。
ここで、HLGでDaVinci Resolve 18で編集したところ、かなりいい色の仕上がりになることに気づきました。
HLG(ハイブリッド・ログ=ガンマ)とは
HLG(ハイブリッド・ログ=ガンマ)は、BBCとNHKが共同で開発した画像フォーマットで、「Rec709」と「Log」のハイブリット規格で、RAWとは違うものの、編集次第ではRAWに近づくことができます。
ここで、なんで高校で習った指数対数関数のグラフが出てくるかというと、それはディスプレイの表示原理と関係があります。。。話が長くなるので、結論から書くと、編集次第ではRAWに近づくことができルということに変わりはありません。
次回は実際の作例とともに、HLGの実用性を考えてゆきたいと思います。
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