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実録40歳の婚活(21):本命と思ってたお見合い。

わたしには年上の友人も多く、その友人たちとはいつも話し出したら止まらない、マシンガントークのお手本みたいなことをしている。
いつも一番年下だから、若くもないのに若いと言ってもらえて、わたしは実は若いのかもしれないという錯覚を起こしたりもする。
そんな友人の一人から「40歳過ぎたらマッチングアプリでいいねしてくれる人がおじさんばかりになるよ」と警告をされてきた。
そうは言っても、と余裕をかましていたら、言わんこっちゃない。
相談所でお見合いの申し込みをしてくれる人が、50代〜60代になった。
こないだの6月までの申し込みには40代もいたのに。
夏に40歳になり10月に婚活を再開したところ、明らかに申し込みが来る年齢層がグッと上がってしまった。

10月中旬から相談所での婚活を再開して、とにかくこちらから申し込みをしてお見合いできたのは3人。

その2人目の記録。

わたし、勝手にこの人を本命にしていた。
なぜなら、小学校教師だったから。
わたしってなぜか昔から「学校の先生」という存在が好きじゃなくて、もちろん恩師なんていないし、可愛くない生徒だったと思う。
だから大人になってからも「学校の先生」をしている人が好きじゃなくて、すごい避けてきた。
でも、最近友人が小学校の先生と結婚したり、別の友人も旦那さんが小学校の先生で幸せそう。
だから、小学校の先生っていいじゃんっていう超浅はかな考えで、会う前から本命にしてた。
もう同年代とのお見合いもなかなか難しいだろうなと思っていたし、もう後がない気持ちだったし、今お見合いが決まっている人の中で決めるしかないと思っていた。

でも、会ったらなんか違った。
すごい違った気がする。
今振り返ると、お断りしてしまうには早かったのかもしれないってちょっと思ってるけど、一度断ったら後戻りができないのが相談所の難しさでもある。
こうしてわたしは良縁を逃すのかもしれない。

このお見合いで、わたしはすごい申し訳ないことをしでかしてしまった。
紅茶(ホット)を頼んだんだけど、1500円もするのに3口くらいで飲み終わっちゃう、小鳥用みたいな量。
あっという間に飲み終わってしまって、そうしたら店員さんが「おかわりいかがですか?」って声を掛けてきた。
そうか、ポットにまだ残りがあるのだなと思って「お願いします」と答えたところ、それはつまり2杯目の注文をすることになってしまったのだ。

お会計は男性がご馳走するというルールだからものすごく焦って「自分の分は払います」と平謝りするわたし。
でも「ぜんぜん気にしないでください」とニコニコご馳走してくれた。

2回目に繋がるお見合いにはならなかったのに、ちょっと申し訳なさすぎて夢に出そうだった。

勝手な本命を失い落ち込んだわたしは、パン屋に入ってパンを3つも食べた。
もう、大好きなパンを食べてる時くらいしか幸せがない気分。

そのあと友人と合流してお茶をしたラウンジでは、何組かお見合いをしていて、同志は色々なところにいるのだなと思ってちょっと元気が出た。

いよいよわたしの婚活、まずいかもしれない。

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