エナーバンクCEO 村中 健一

大阪出身の村中健一です。株式会社エナーバンク代表取締役。国内初の電力オークション「エネ…

エナーバンクCEO 村中 健一

大阪出身の村中健一です。株式会社エナーバンク代表取締役。国内初の電力オークション「エネオク」を運営中。https://auctions.enerbank.co.jp/green 誰もやらない、だからやる。世の中のエネルギー問題を人生かけて本気で解決しにいきたい。

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エネルギーテックにしかできない社会解決はたくさんある

2019年8月6日、dock-Toranomonにて第2回エネルギーテック勉強会が開催されました。株式会社シェアリングエネルギーと株式会社エナーバンク(SEB, Sharing Energy Bank)が共同主催する「エネルギーテック勉強会」は、20兆円という巨大なエネルギー市場を、クリエイティビティとテクノロジーを駆使して、イノベーションの創出にチャレンジすることに関心の持つ人達のコミュニティです。業界の基礎知識、国内外のユースケース紹介、最新技術など、エネルギーテックの全

    • 【緊急】電力需給ひっ迫警報、節電にご協力を

      明日22日、早朝6時~7時に電力使用率の危険レベルの97%を超える状態になると東京電力パワーグリッド、経済産業省から警報が出ています。 「電力需給ひっ迫警報」は電力会社があらゆる対策を行ってもなお、予備率3%を下回る見通しの場合に政府から発令されるもので、こちらが政府より発令されるのは今回が初めてです。 ピークが朝6時~7時ということなので、このあともし需要がひっ迫した場合深夜2時から4時の間に予備率が1%を下回る場合は緊急速報メールが発出されることとなります。 関東エ

      • 2022年 勝負の年に

        エネルギースタートアップとして起業して3年と半年が経ちました。ときが過ぎるのは早いものです。たくさんの方に支えていただきながらエナーバンクも、メンバーも、プロダクトも成長してきました。 2020年10月26日の菅元総理による日本の脱炭素社会宣言を受け、国内の電力・エネルギー・環境の状況は大きく変化し、2021年は脱炭素元年となりました。その流れの中でエナーバンクの2021年はゼロ・カーボンシティ目指す自治体を支援するリバースオークション「エネオク」として推進された年だったと

        • 【3/3】スマートエネルギーでまちづくりを!~自治体が進めるRE100電力調達~(SCI-Jウェビナー全文)

          前半 村中さんのプレゼンテーションはこちら 後半 佐藤さんのプレゼンテーションはこちら パネルディスカッション、質疑応答土屋さん 村中さん、佐藤さんプレゼンありがとうございました。 ここから対談という形で進めていきます。皆さんの方からも、チャットの方でご意見ご質問ご感想をお寄せいただければと思います。 杉原さん 村中様、佐藤様プレゼンありがとうございました。 視聴いただいている方のほうが私より詳しい方もいらっしゃるかもしれませんし、自治体で興味のある方がいらっしゃったら

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        エネルギーテックにしかできない社会解決はたくさんある

          【2/3】スマートエネルギーでまちづくりを!~自治体が進めるRE100電力調達~(SCI-Jウェビナー全文)

          前半 村中さんのプレゼンテーションはこちら 後半 エナーバンク プレゼンテーション 具体的な自治体の取り組みのご紹介(佐藤さん) 登壇者紹介 佐藤 丞吾氏 株式会社エナーバンク 共同創業者COO 佐藤さん エナーバンクの佐藤です。私の方から具体的な自治体さんの電力調達を紹介させていただきたいと思います。 はじめに私の簡単な自己紹介からさせていただければと思います。私自身はもともと建設コンサルタント会社の国際航業に20年ほどいました。その中で、官公庁自治体さん向けにスマー

          【2/3】スマートエネルギーでまちづくりを!~自治体が進めるRE100電力調達~(SCI-Jウェビナー全文)

          【1/3】スマートエネルギーでまちづくりを!~自治体が進めるRE100電力調達~(SCI-Jウェビナー全文)

          ウェビナー概要 今回は、株式会社エナーバンクの村中健一氏、佐藤丞吾氏をゲストにお迎えします。株式会社エナーバンクは、企業や自治体の電力調達を効率化し地域のCO2削減や再生可能エネルギーを推進するスタートアップです。2020年10月にカーボンニュートラル宣言が行われ、自治体においてもSDGs・ゼロ・カーボンシティの取組が活性化しています。 その中でエナーバンクは、全国の電力会社が競争する、国内唯一のリバース(競り下げ方式)オークションプラットフォームを運営しています。 環境省や

          【1/3】スマートエネルギーでまちづくりを!~自治体が進めるRE100電力調達~(SCI-Jウェビナー全文)

          気候変動サミットで感じたことと決意

          4月22から23日、米国のバイデン大統領主催で気候サミット「Leaders’ Summit on Climate」がオンラインで開催された。 日本を含め、中国やインド、ロシアなど世界の首脳40人が参加した。 以下が参加国や団体のリスト 1.アンティグア・バーブーダ 2.アルゼンチン 3.オーストラリア 4.バングラディッシュ 5.ブータン 6.ブラジル 7.カナダ 8.チリ 9.中国の人民共和国 10.コロンビア 11.コンゴ民主共和国 12.デンマーク 13.欧州委員

          気候変動サミットで感じたことと決意

          電力デジタルメーターのビジネス価値 No.004

          答えはシンプルです。 ■アナログメーター・測定間隔:月次 ・月間データ量:1コマ ・年間データ量;12コマ ・世帯普及率:100% ■スマートメーター・測定間隔:30分 ・1日データ量:48コマ ・月間データ量:1,440コマ ・年間データ量:17,520コマ ・世帯普及率:2023年度末までに100% ※1,※2  ※1 関東エリアは今年度末に100%  ※2 沖縄エリアは2024年度末までに100% 参照:資源エネルギー庁 電力データの活用について(2019年8月

          電力デジタルメーターのビジネス価値 No.004

          エネルギーにおけるテクノロジーの役割は No.003

          テクノロジーは既存システムの破壊者として恐れられることがあります。 AmazonはEC(eコマース)という巨大ビジネスを作りだし世界の小売マーケットでシェアを獲得しました。 Uberはタクシー配車という形で人々の移動をスマートフォンの上で実現し自働車を保有しないシェアリングエコノミーを拡大しています。 エネルギーや電力の領域においてもテクノロジーにより大きな変化をもたらす可能性は存在します。 テクノロジーの価値は案外シンプルです。 ・コンテンツの複製や、繰り返しオペレ

          エネルギーにおけるテクノロジーの役割は No.003

          なぜ今「需要家」が大事なのか No.002

          最近、業界では「需要家サイドで」、「顧客に寄り添ったビジネス」というようなワードが増えています。 このワードを正しく認識して、ビジネスの現場やマーケティングに使うことは大事です。 ・需要家サイドに選択肢ができた(自由化、再エネ) ・発電所を立てれば売れる時代ではなくなった(FIT終了、人口減) これまでは上流から下流に流れるウォーターフォール型のサプライチェーン(いわゆるインフラ)が価値を持っていました。 金融→商社→電力(発電)→電力(送電)→電力(小売)として一つ

          なぜ今「需要家」が大事なのか No.002

          自分がエネルギーテック経営者として今思っていること。 No.001

          組織を束ねたり周りを巻き込む中で言葉の力は大事で、その中でもトーク力やプレゼン力にまさって、構造がシンプルで研ぎ澄まされたワードで構成され、それでいて発信者の魂がのった文章は人を動かすと感じます。 withコロナやafterコロナの新時代に、自分の戦場であるエネルギー・電力業界の変化をどう捉え解像度を高め、チームで戦略を共有し、実行できるかについては、経営者・リーダーとしての技量が試されます。 そういった背景において、「エネルギーテック経営者として今思っていること。」をぶ

          自分がエネルギーテック経営者として今思っていること。 No.001

          謹賀新年 2019年→2020年 (エナーバンク)

          明けましておめでとうございます。 起業から1年半、"エネオク"の本リリースから1年、新サービス"グリーンチケット"のリリースと、スタートアップの0-1フェーズを我武者羅にたくさんのチャレンジと失敗を繰り返した2019年でした。毎月毎月状況が変化し学ぶ環境があり、たくさん成長させてもらいました。 その中で特に印象深い3つについて書きます。 1.グリーンチケットサービスリリースこのサービスのモデルを考え始めたのは起業前で今から2年前でした。現CTOと再生可能エネルギーの価値

          謹賀新年 2019年→2020年 (エナーバンク)

          エネルギーコミュニケーションをテックベンチャーがつくりだす

          2019年1月、エネルギーテックのエナーバンクが、法人向けに電力のリバースオークション・エネオクのサービスを開始。開始1ヶ月足らずで取扱額は3億円を突破。電力自由化後、自社に最適な電力プランを見つけるサービスの登場が待たれていた。私、村中が何を考えているかを記述する。 エネオク ウェブサイト https://auctions.enerbank.co.jp エネオクとは 全国の小売電気事業者から最安の電力プランを見つけられる、法人向けのオークション型仲介サービス。オフィス

          エネルギーコミュニケーションをテックベンチャーがつくりだす

          謹賀新年 2018年→2019年 (エナーバンク)

          新年明けましておめでとうございます。 エナーバンク代表取締役の村中健一です。会社を設立し半年、さまざまな方にサポートいただき、新しい年を迎えられたことに感謝します。 昨年2018年の振り返りと今年2019年の意気込みを書きました。 2018年はどんな1年だった?- 3月 創業メンバー3名でエネルギー×ITの領域で旗を立てようと決意しました。蓄電池導入効果・電気料金診断サービス「エネがえる」を作ったCOO佐藤がメンバーに加ったことで話が大きく前に進みました。 - 5月 ゴ

          謹賀新年 2018年→2019年 (エナーバンク)

          LINE Payでオトク!電気料金も20%還元

          100億円バラマキのPayPay祭り終了と同時に、LINE Payが20%還元する「Payトク」を開始のニュースが流れてきた。 12月31日までにローソン、ファミリーマート、和民、白木屋、笑笑、金の蔵、百貨店、カラオケ、ZOZOTOWNなどのオンラインショッピングでも利用が可能。ただし、PayPayとの違いは5,000円の上限があるようだ。 注目したのはキャンペーン対象店舗下の請求書支払いに電力会社のロゴがあったから。 え、電気代支払っても20%返ってくるの!? 公共料

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          エネルギーで起業すること

          「なんでエネルギーでやってるんですか?」 エネルギースタートアップをやっていると言うと必ず聞かれます。 その時は以下のように答えてます。  1.興味のきっかけ  2.テクノロジーとしてのエネルギー  3.見えているからこそやらねばならない 1.興味のきっかけ私が18歳のときにアル・ゴアのドキュメンタリー映画『不都合な真実』を見た。 映画の中では気候変動の問題が取り上げられ、地球温暖化が進行していることをジョークを交えながら科学的にかつわかりやすくグラフで示していた。

          エネルギーで起業すること