まなびやのきらめき

本日成人式を終え、あと1週間で20歳になるというところまできました。

成人式では司会を仰せつかっていたため、ゴールデンウィークに1回、前日に1回と、定期的に旧友たちと顔を合わせていましたが、実はあまり昔の友達と顔を合わせることが得意ではないので、逆に司会という義務のために無理やりにでも旧友と会うことが出来たのはよかったかなと思っています。

ハーバリウムのように私の心に保存されていた、当時は絶対だと思っていた世界のきらめきを嗅いだ気がしました。
過去の記憶をその当時の感情と肌感のまま覚えていることが苦手で、事象を事象として記憶してしまいがちですが、今日はあの頃の感情と肌感を思い出す良い機会となりました。
主観としてのきらめきを思い出すと共に、事象を事象として捉える今の能力がきらめきを客観的にも見せてくれたので、明晰夢を見ているような感覚になりました。
あの時絶対的だった人達に再開し、やっぱりあなた達は絶対的だった、と思い返し、あなた達のきらめきは遠い星のきらめきだったのかもなぁと思いました。
私は今の光を見ているけれど、遠い星のきらめきもたまには見てやってもいいかなと思いました。

卒業してから1度も会っていなかった幼なじみに会いました。うまれた病院から義務教育をずっと共にしていたはずなのに、口調とか、喧嘩の質感とか、全然覚えていなくて、とにかく緊張してしまいました。いちばんわがままだった頃の私を知っていてもなお、私との再会を喜んでくれる幼なじみに不思議な感覚を抱きました。また関係を築ければ良いなと思います、帰省したら連絡するね、と、これが嘘にならないように、私もがんばらなきゃなと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?