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50.彼がスルメ男な理由 #応援note|ハルキさん

ハルキさんが応援noteを知ったのは、ひがちゅんさんの応援noteを読んでくださったからだそうだ。

ひがちゅんさんとハルキさんは、GTP(海外研修プログラム)でつながりがあったらしく、自分についても書いてほしいとの依頼を受け、書かせていただくことになった。

なお、タイトルの「スルメ男」というのは、ハルキさんのGTPの参加者体験記の言葉をいただいたもので、その理由は最後の章に書かれている。

ハルキさんがどういった方なのかを読みつつ、最後まで読んでいただけると嬉しい。

↓ハルキさんTwitter

↓ハルキさんnote

↓ハルキさんInstagram

■GTPの経験

ハルキさんがGTPに参加したのは、2020年の2月。

GTPとは、Global Teacher Program(海外教育プログラム)の略。海外で実際の教育現場に入り、教育実習を体験することができるプログラムになっている。

フィリピンに出向き、現地での教育実習を体験してきたそうだ。
ちょうど、コロナが流行る直前のことだったという。

当初、GTPに参加しようと思った理由は、「教職課程を取るか否かを決めるため」だったらしい。

1年生の間は、教職課程の授業を受けることができたが、ハルキさんの学校では2年生以降、本登録が必要になっている。

だが、教育学部ではなく理系学部に所属しているハルキさんにとって、教職課程を無駄に取ることはかなり重荷になる。周りからも、「本気で教員になる気がないなら大変だよ」といわれていたそうだ。

そこで、バイト先の先輩に相談したところ、その先輩がGTPに参加した経験があるらしく、参加を勧められ、決意したという。

ハルキさん自身は、実際にGTPを体験したことで、子どもたちのかわいさや教える楽しさに触れることができたと感じているそうだ。

2回生になった今、教職課程に本登録したそうだ。

しかし、ハルキさんにとって、GTPは教職を判断するため以上の経験を得ることができた場だった。

それは、ずっと昔から思っていた「起業したい」という想い。
それに対して、本気で取り組んでいこうと思えるターニングポイントになったという。

起業したいという想いは、ハルキさんのお父様が社長をされていることもあり、昔から選択肢のひとつとしてあたりまえにあった。

そして、「今ある職業は消えていく」という話を聞いたときにも、「だったら今ある職業を夢にしても意味がない可能性が高い。それなら自分で職やサービスをつくった方が良いのでは?」と思ったそうだ。

上のような理由から、ずっと「将来は起業」という意識がなんとなくあったらしい。
それに対して行動していこうというやる気につながったそうだ。

そして、メンタル面にも変化が出た。

まず、より利他的に行動しようという想いになったそうだ。
これについては、GTPのブログにある参加者体験談の方を読んでみてもらいたい。

そして、GTPの代表が人を巻き込む力に優れていることに気づいき、自分も人を巻き込めるような人になりたいと思うようになったそうだ。

このように、心境に変化をもたらすことができた要因は、GTPのプログラムとしてのすばらしさもあるが、ハルキさんの学ぶ姿勢にもあるだろう。

人と出会い、言葉をかけられ、その中で自分の中に落とし込んでいく。

ハルキさんは、そういうことができる人なのだと感じた。

■ワンゼロでのインターン

GTPの本プログラムが終わった後も、GTPに関わりたいと思ったハルキさんは、運営側に回ることを志望した。

ハルキさん曰く、GTPは運営の募集は一切していないそうだ。

それでも、倍率が2~3倍になるほど志願者が多いらしい。
それだけ、参加者の心に残るプログラムなのだろう、とハルキさんは話してくださった。

ハルキさん自身も、プログラムでいい経験をしたからこそ、どうすれば2週間でこんなに素晴らしい経験をつくることができるのか知りたいと思ったそうだ。

そして、プログラムを作る側にまわりたいと思ったそうだ。
これは、自分自身の成長のためでもあるが、それ以上に、GTPを通して学んだ利他的思考、「誰かのために」という気持ちが強かったそうだ。

そして、そのつくる側の経験を通して、起業につなげたいとも感じたそうだ。

2020年夏・2021年春のGTPは残念ながら開催することができなかったが、来年夏季から再開予定とのこと。
現在、その準備を進めつつあるそうだ。

ハルキさんは現在、GTPのほかに「ワンゼロ」でインターンをされているそうだ。

ワンゼロは、10代向けの学校。
GTPを行っている、株式会社美京都(みやこ)の事業の1つだそうだ。

ワンゼロが立ち上がったきっかけは、ワンゼロの代表が小学校に講演に行ったとき、小学4年生に「起業したいがまだ4年生だからと大人が止めてくるんです」という相談だったらしい。

そういう子のための環境を整えようということで、ワンゼロを立ち上げたそうだ。

今は「ワガママでええやつを育てる」を理念に掲げ、自己探求・自己実現の場としての環境を整えているそうだ。

ハルキさんは、自ら選んでワンゼロに所属したそうだ。

きっかけはGTPだったが、そこから美京都という企業を知り、その中の事業をいくつか知っていった。

その中でも、特に教育に携わることができ、しかもイエスマンを量産する従来の学校とは異なる事業モデルや理念に共感し、インターンとして参加することを決めたそうだ。

また、美京都でのインターンを通して、9月にオンライン開催された京都市長が登壇するイベント『「新状態」の京都・今未来』の司会も任されたそうだ。

運営の準備だけの予定が、運営委員長の「これからは若者の時代だから」と粋な計らいがあり、インターン生のハルキさんが抜擢されたそうだ。

そんな挑戦を与えてもらえるくらい、美京都で様々なことに挑戦したり、結果を出して信頼を得ているのだろうということがうかがえた。

「卒業後は起業するんですか?それとも教師になるんですか?」

その質問に、ハルキさんは「まだわからない」と答えた。

まだ2回生。これから学生の内にもまだまだ経験できることがあり、もしかしたらそのたびに新たな発見があるかもしれない。

だから、「卒業後の明確な道は決めていない」とハルキさんは話してくださった。

ハルキさん

最後に、「他己分析をしてほしい」とのことだったので、私から見たハルキさんについて書いておく。

私から見たハルキさんは、

・目標設定がうまい
・多くを学び取るのが上手

な方だと思う。

私は結構、ノリと勢いでいろんなものに参加し、やってから振り返るタイプだ。
だから、ハルキさんのGTPやインターンに対し、参加理由や目的がはっりしているところはとてもいいな、と感じた。

最初の目標設定は、途中や終了後の指標となる。
その意味では、成長を最大化させるために必要なものだと感じているので、私も見習っていきたいと感じた。

加えて、多くを学び取るのが上手ということ。
もっと言うなら、感情を動かすのが上手なのかな、と感じた。

例えば、ハルキさんが教師になりたいと思ったきっかけの話。

それは、中学生の時に、将来の夢について作文を書くよう指示されたことだった。

当時のハルキさんは、「教師になること」を夢にして、周りの先生たちにインタビューした話を書けば高い評価がもらえるのではないか?と考えたそうだ。

そうして先生方の想いを聞くうち、「先生って仕事、かっこいいな」と感じるようになり、教師を目指すまでに至ったそうだ。

作文を書くために先生たちの話を聞くことが目標だったのに、話を聞くうちにその話に入り込んで「先生になりたい!」と思える。
それは、感受性の高い証拠なのではないかと思う。

また、GTPにおいても、もともとは教職課程をとるか決めるための参加だったはずなのに、「めっちゃいいプログラムじゃん!運営側に行きたい!」と思うためには、感動できる心のキャパシティーと好奇心がないと難しいと思う。

最初に目標設定がある場合、特に、目標からそれる部分、はみ出す部分に興味を持ったりやってみたい、と思うことは難しいように感じる。
「だから夢は持たない方がいろんなことに挑戦できる」という人もいるぐらいだ。

だが、ハルキさんは、目標設定をしっかりしたうえで、それ以上に興味・関心を持って心を動かし、さらなるものを学んでいける

これはきっと彼の強みだと思う。

その目標と、経験から得た学びとの差が大きいから、話を聞けば聞くほどいろんな話が出てくる「スルメ男」なのかもしれないと感じた。

スルメ男、ハルキ。

次はどんな目標で飛び込み、どんな学びを得るのか。
目が離せない。

いつも読んでくださってありがとうございます。