たまたま観たバラエティ番組に疑問を覚えました

リビングで夕食を食べている間、

母がテレビを観ていました...

たまたまその時 

「芸能人のそっくりさんと言われる人が似ているか似ていないか」

というコーナーがやっていました。

このコーナーは僕が小学生くらいの頃からよく見かけていたもので

その時は全く疑問に思うことはなかったのですが、

ふと、「なぜ人の顔に点数をつけて、それを笑いとして消費をするのか」

もちろん、ただ単に「ブサイク」「気持ち悪い」「イケメン」「かわいい」

など、第三者の芸能人やらお客さんやらが、

人の顔に点数をつけているわけではなく、

その「ある芸能人に似ている」と言われる人が

出てきて芸能人と、芸能人のそっくりさんと言われる人が似ているか否かを

芸能人が点数をつけるので問題がないように思えましたが

先ほども言ったように、そんな理由でも

人の顔に点数をつけて、それを笑いとして消費をするのか

もし、自分が誰かの芸能人に似ていて、

実際に自分はその芸能人の方がいろんな理由で好きではなくて

でも、それが学校やら職場やらで、

友達や同僚、先輩、後輩、両親やその他の人に

「あなた芸能人の〇〇さんに似ていますね」

「あなたの口元少し△△さんに似ていますね」

など言われた時や、

もしくは「やーい、□□(芸能人の名前)!!」

などと学校で友達に言われた時。

僕だったらすごく嫌な気持ちになると思う。


また、テレビでそういうのを許してしまうと

「人の顔を軽々しく、いじってもいいんだ」

「人の顔に点数をつけて、笑ってもいいんだ、評価してもいいんだ」

と無意識的に思う可能性も十分にあると思います。


話が少し逸れますが、

僕みたいにこういうテレビのやり方に疑問を持つ人に対して

「だからテレビは面白くないんだよ」とか

「だからテレビはつまらなくなったんだよ」とか

という人が中にはいると思います。

でも、僕がそんな人に言いたいのは

「誰かの容姿を笑いとして消費をすることのどこが面白いのか」

「あなたの面白さというのは、

誰しもが自分では決められない「容姿」を点数にしたり

面白がったり、笑いにしたりするような

そんな低レベルの面白さなのか」

「それが本当の面白さなのか」

と言いたいです。



自分も過去に小学生くらいの頃、人の容姿や口調やら態度やらを

面白がったり、それで笑いを取ったりしてしまったことがあります。

と、同時に、自分の容姿や態度をいじられたり、笑われたこともあります。

それはまさにテレビの真似事やネットの真似事かもしれません。

もちろんこれらはやってはならないことだと思います。



僕はここ最近思うのが、日本はすごく考え方が遅れている気がします。

すごく考え方が古くて、それが古いだけじゃなくて

誰かを苦しめている古さで、

誰かの想いに寄り添えていない古さで

それが今、LGBTQ+、性的マイノリティーや性教育、

発達障害・知的障害・精神障害の認知などに表れていると思います

まだまだ多くの人が自分の心を十分に尊重できていないと思います。


こういうことに早く気づいて考え方を変えて

アップデートしていく必要があると感じました。






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