個性について

自分を貫く、とか、強い個性を持つことが良いみたいな価値観は、目立ちたい、っていう欲求に下支えされてるんだろうなあ。
承認欲求の捌け口、みたいな感じで、ツイッターとか、ソーシャルメディアで、強い言葉で自分をアピールするのって。
ある種、自分への自信の無さの表れなのかも。
人を批判・否定するのは、簡単だし。

でもさ。個性って、皆が生まれた時から持ってるものなんだよ。
その個性が、「価値が、あるか、ないか」みたいな尺度で振り分けられちゃうから、自分には個性がない、みたいに思うんだよ。

「価値がある」「認められたい」その一心で、頑張る人たち。「こぼれる」人たち。
だから、「こうあるべき」とか、「こういう能力が必要」とか、「今の若者は」とか、「ゆとり世代は」とか、「社会で生きていく為の力」理論と、タグ付けが当たり前になるんだな。

社会を作るのは、彼らなんだから。「こうあるべき」も大切だけど、「こうしたい」を育てないと。

だからこそ、個性の表現の仕方を、もっと広く子供の頃から持てたら。これも個性なんだって、認められる経験を積んだら。

自分も、周りも、大切にできるんじゃないかな、ってふと思った。