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バレエ発表会を観て触発されたこと。

発表会に出たことはありますか?

私は小学生の時にピアノの発表会に嫌々出たのが最後です。

そのため、自らの希望で発表会に出たことがなく、その後人前で披露するような習い事もしていませんでした。

他の方の発表会を観に行ったこともないので、そのような華やかな世界とは無縁でした。

プロが行う観劇やライブ、コンサートや舞踊会といったものにも興味がなかったので尚更です。



そんななか、発表会への招待を受けました。

友人がバレエを習っていて、その発表会のチケットを頂いたのです。
そのバレエ発表会を鑑賞してきました。


バレエも学生時代に社会科見学で一度見たくらいで、記憶も朧げです。
そのため私にとってバレエを観るのは、友人の発表会が初めてと言っても過言ではありません。


お団子頭の女の子が、チュチュを着て爪先立ちしてるイメージしかなくて。

バレエってどんな風に踊るんだろう?
衣装が可愛いらしいけど、どんなデザインだろう
音楽はやっぱりクラシックなのかな

などなど想像が膨らみます。


開演のブザーが鳴り、幕が開きます。

なんとも可愛らしいヒラヒラでカラフルな衣装を着た女の子たちがポーズをとってます。
どこかで聞いたようなクラシック音楽がかかり、彼女たちが一斉に踊り始めます。

ピョーンと足を前に大きくだし、腕を前後に伸ばしながら優雅に舞台上を移動します。

手脚を器用に動かしながら音楽に合わせてクルクルと踊る姿に、私は目を奪われました。

未就学児からマダムまで、幅広い年齢層の方が発表会に参加されておりました。

みなさん素敵な衣装を着て、舞台の上でスポットライトを浴びて、キラキラと踊っている姿をみて胸が熱くなりました。

友人も指の先から爪先まで神経を使って踊っております。
実は、友人のバレエの発表会は、2度招待されてます。
一昨年が初めてで、今回で2回目です。
初めて観た時に、友人が踊る姿にとても感動して、2回目の発表会を凄く楽しみに待ってました。

前回よりも上手に踊れているのが分かるし、表情も微笑みを絶やさずいます。
舞台の上で「魅せる」のに徹底してます。
私だったら緊張して笑顔なんて作れそうにないです。

後から聞きましたが、みなさんリアルで血の滲むような努力をされてるそうです。
爪先立ちをするので、足の爪が割れて出血することもあるそうです。

そんな努力のお稽古の成果を、発表会でお客さんの前で披露する。
この瞬間がなんとも尊く、愛おしいと感じました。


一昨年行われたバレエ発表会を観た時に、とても感銘を受け「私も発表会に出てみたい!」と憧れました。
努力した成果をみんなの前で披露してみたい。

そんな気持ちを抱えたまま、何の分野で発表をするか考えてましたが、すぐに答えは出ず。


昨年末になってやっと、私も舞踊をやってみたいと思い、お教室の門を叩きました。

身体表現や身体文化って素晴らしいですよね。
身一つで表現する。
小道具を使うものもありますが、基本は自分の身体の動きを活かします。

それで人々を感動させるんだから、素晴らしいことです。
私のようにバレエに触発されて、舞踊を始めた人間がいるんですから。

人の気持ちを動かす。
そんな舞踊ができるよう、稽古に励んでいきます。

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