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人生初の海外インターンを経て思うこと

皆さん、こんにちは

昨年11月からFISUでインターンとして働き続けて3か月が経過しました。本来ならこれで契約は満了となるところなんですが色々事情があり更にインターンとして1カ月間の延長となり4カ月目を迎えています。

今回は人生で初めて海外の企業で働いてみてわかったこと、苦しかったことなどを共有していきたいと思います。

①意外と何とかなる

いきなりふわっとした内容で恐縮ですが、初の海外就職にあたり最も不安だったのが「自分にまともに仕事がこなせるのだろうか」ということでした。というのもまだまだ流暢に英語を話せるわけではなく、かつ業務内容的にも今まで全く経験したことがない分野。(医療→スポーツ)

留学中にはディスカッションにもろくに参加できなかった自分が果たして社内のミーティングなどを乗り切れるのだろうかと不安で一杯だったのが正直なところです。

しかし仕事を初めてみてびっくり、意外と何とかなりました。

それには色々な要因があり、まずは自分がインターンであるということ。立場上比較的シンプルな仕事を割り振られることが多かったため、あまり思い悩むことなく仕事を進めることができました。また上司とのミーティングなどに関しても事前に決まってるお題に対して上司と1対1での会話となるので、それこそ留学中のグルーブワークのように大人数でアイディアを出し合って検討するというような状況よりも事前に準備と対策ができるだけ簡単だと感じました。

勿論、全ては上司や同僚がいつも優しく助けてくれているという大前提があってのことですが。与えられた仕事をこなすというだけの観点では意外とどうにかなるというのがこれまでの感想です。

②語学力はまだまだ

とはいえ、自分の語学力のなさを改めて痛感させられた3カ月間でもありました。与えられた仕事をこなす程度の英語力はあっても、それ以上に相手の求めていることを会話の中から汲み取ったり質問で深堀していく能力が自分にはまだまだ足りないと日々苦い思いをしています。業務中以外でも同僚が何か話しかけてくれた時に言っている内容が全く理解できず曖昧な笑顔でごまかしてしまったり、皆で昼飯を食べている時にいつの間には置いてけぼりにされてしまうことも多数。更なる語学力の向上が必要であることは間違いありません。

また、ローザンヌは第一言語がフランス語であるため基本的に社員同士はフランス語で会話をします。私以外にもフランス語が話せない人もそれなりにいるためオフィシャルの場では英語ですがそれ以外は社員の判断です。最初は皆で英語で話していたのに段々盛り上がってくるといつの間にかフランス語に切り替わり置いてきぼりにされることも少なくありません。まずは英語力の向上が優先ですがフランス語の習得も同時進行で進めていきたいと思います。

③自発的に動く必要あり

インターンという立場上、私の目下の目標は正規の社員となることです。しかしそれを実現するためには自発的に物事を動かしていく必要がありそうです。

社内にいる、同じくインターンから正規雇用を勝ち取った同僚の多くはインターンとしての在職期間中に通常の業務とは別に「今後自分には何ができるのか」という言わば事業計画書のようなものを携えて直接社長にアタックしている人が多かったです。

下手に動くことによって嫌な印象を持たれたらどうしよう、、と尻込みしてしまいそうになりますがここでは積極的に動いたものが評価される場所。私も自分の心持ちを改めてリセットしてゴリゴリに動かなければなりません。

④残業はほとんどしない

これはヨーロッパのイメージそのままというか、就業規則を超えて働く人はほぼいません。いたとしてもせいぜい+1時間(18時)が限度です。企業によって差があるので一概にスイスに残業はない!と言い切ることはできませんが、少なくとも定時出社、定時退社が当たり前の文化として根付いています。

有給休暇に関しても基本的には与えられた日数使い切る、それも1~3週間程度の長い連休を取るのが常識になっている印象です。就業規則でも1週間以上の連続した休みの取得が推奨されていてビビりました。また例え有給を使いきれなくても、残った日数は給料として従業員に返還されます。

この点は日本と比較して明らかに働きやすいなと感じた点ですね。

⑤口約束はだいたい守られない

仕事の期日などについて議論をしている時、日本企業的な感覚で相手の言っていることを鵜呑みにしていると大体後ほど痛い目を見ることになります。

「(私が作成した資料を)明日までに見ておくわー」「明日までに資料を送るよ」「明日会議しよう」「明日までに資料の準備しておいて」「今週中に社長とお前の契約延長について話すわ」

経験上、こういったことを言われて実際にそれが予定通り実施されることの方が稀です。特に最後のやつは本当に勘弁してくれというのが本音ですが、結論を先延ばしにされ続けた結果として1カ月の緊急措置的な契約延長という現状があります。

こういった事象に対しての向き合い方ですが、自分自身がおおらかになるしかないと思っています。真面目に取り合っても精神的に疲れるだけなので準備はしつつ、予定通り進んだらラッキー的な心持ちで日々生きるように心がけています。加えて、それが〆切が迫っている案件なら勇気を出して直接そいつのデスクにアタック、用事が済むまでそこから動かない勇気を持つことも時には必要なんだと学びました。

以上、たった3カ月ではありますが、初の海外勤務で感じたことをズラッと羅列しました。現状のインターンを乗り越えて正規雇用されるかどうかはいまだ不透明ですが、後悔の無いよう日々を全力で生きていきたいと思います。そして、その過程で起こった出来事、感じたことをまたこちらで共有していきたいと思います。

今回は以上となります。それでは。

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