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読み仮名と西暦

通訳の仕事をしていてとにかくありがたいのは、「事前に配布される資料」です。通訳者は日ごろから様々な知識に対応できるよう、勉強を続けていますが、いかんせん、機械ではないため、すべての単語やトピックを熟知しているわけではありません(悲しいかな)。ですので、あらかじめ資料をいただけると、それもできれば早めに(ええ、うーんと早めに!)頂戴できれば、それだけ準備できますので、当日のアウトプットにも好影響となるのですね。

一番ツライのは「資料はございません」と伝えられていたものの、本番直前に大量の資料がボーンと届くことです。もちろん、「直前」でも頂戴できれば助かります。でも、そうなるとこちらも付け焼刃になってしまうのです。よって、制作途中のPPTでも手書きで判読しづらいメモであっても、早めにいただけたほうがこちらも備えができるのです。

あ、さらにリクエストさせていただくなら、人名・地名・固有名詞の日本語にはぜひ読み仮名を。さらに元号は西暦で表示して頂けると、その配慮に通訳者は大感激いたします。たとえば人名の場合「香さん」は「カオルさん」「カオリさん」どちらも読めますよね。一方、元号は、昭和時代なら「プラス25」で暗算できたのですが、平成や令和になると難しくなります。

以上、通訳者からのお願いでした!

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