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自分のデッキで勝つために!〜シティリーグ、CL編〜

 みなさんこんにちは、佐奈月です。今回は、シティリーグやCLなどの中規模から大型の大会で勝つために大事だと思うことを書いていきます。
※好きなカードで絶対に勝てるようになるわけではありません。あくまでも参考程度に読んでみてください。


大会の特徴

 まず初めにこれらの大会の特徴を説明します。こちらのリンクも合わせてご覧ください

シティリーグ

 64人規模でシーズンが1~4まであり、各シーズンで1会場参加できる全国型の中規模大会です。予選は全勝者が1人になるまで(大体6回戦です)行い、上位8人が決勝トーナメントに進出することができます。5勝1敗までは確定で上がることができ、4勝2敗はお祈りです。上位者にはCSP(チャンピオンシップポイント)と呼ばれるものが付与され、シーズンごとの上位者が世界大会やJCSに出場することができます。また、一定のポイントを集めると賞品がもらえます。

CL(チャンピオンズリーグ)

 年に数回開催される3000人規模の大型大会です。シティリーグと大きく違うのは予選が2日に分かれていることと、3敗すると強制的にドロップしてしまうことです。予選1日目と2日目でデッキが交換できることも違いの1つです。予選2日目終了時点で上位16人が決勝トーナメントに上がることができ、ボーダーは12勝2敗と言われています。

余談(世界大会)

 私自身でたことがないのでどれくらいで勝てばいいのかはわかりませんが、日本と大きくルールが変わるところがあります。それは1試合が50分のBO3になることです。BO3とは最大3回戦やって2勝した方が勝ちというルールです。また、一つ前の試合で負けた方が先攻後攻を選ぶことができます。デッキを変えることはできないので、相手のデッキを一度見た上で、デッキの中身を把握しながら戦っていきます。また、時間切れになるまでに決着がついていないと先に1勝している方が勝ち、お互いに1勝ずつなら引き分け、お互いに1勝もしていないなら引き分け?になります。そして、勝ち、引き分け、負けごとにポイントがあり、それで順位をつけます。

デッキ選択

 どちらの大会もかなりの回数対戦するので色々と気をつけないといけないことがあります。それは何回対戦しても理想の動きができることです。

どんなデッキを使えばいいの?〜構築による違い〜

ではここで以下の2つのデッキを見比べてみてください。

デッキ1
デッキ2

 どちらのデッキの方が安定して回りやすそうでしょうか?おそらく多くの方がデッキ1だと答えると思います。では、二つのデッキの違いはなんでしょうか?
 まず初めに思いつくのは1進化ポケモンが多いデッキと2進化ポケモンが多いところでしょうか?特にデッキ2には優秀な2進化ポケモンが多いですが、全てが進化することは現実的には不可能だったり、メインであるフシギバナexが攻撃するまでにかなりの時間を要すると思います。
 次の違いはサポートカードです。デッキ1はみずポケモンが多いためカイが4枚採用されており、序盤で持っていて損のないカードになります。しかしデッキ2では手札をどんどんいれかえて山札を引いていくサポートカードが多く採用されており、なかなか目的のポケモンに進化することができません。

  • 2進化ポケモンの多いデッキは安定して回りづらい

  • デッキのコンセプトに合わせてサポートを採用する

この二つのことが多くの対戦をして勝ち続けるために最低限必要なことになります。

どんなデッキを使えばいいの?〜デッキの安定性〜

それではまた二つのデッキを比べてみましょう。

デッキ3
デッキ4

 まず初めにそれぞれのデッキの目指す動きを説明します。

  • デッキ3:先行なら輝くゲッコウガを優先的に出してトラッシュにエネルギーを貯める。2ターン目からはオーリム博士の気迫を使ってコライドン、トドロクツキに対応するエネルギーをつけていき相手を倒しにいきます。

  • デッキ4:トラッシュにアーケオスを2枚以上送り、ルギアV-STARのV-STARパワーで一気にアーケオスを盤面に出してチラチーノやルギアで攻撃していく。

 これを踏まえた上でどちらのデッキの方が同じ動きを毎試合できそうでしょうか?これは少し意見が分かれるかもしれませんが、ここではデッキ3とさせていただきます。
 どちらのデッキも現在強いとされ使用者が多いデッキタイプではありますが、毎試合理想の動きをできる(事故りづらい)、再現率の高いのはデッキ3だと思います。
 理由はアタッカーが全てたねポケモンであることと、序盤から使用して強いサポートが8枚あり、それを探すためにポケギア3.0が4枚採用されていることです。(この12枚のうちどれかがあればとりあえずどうにかなります。)これにより例えサポートがなくても探しにいくことができます。もちろん100%毎回理想の動きができるかと言われたら難しいかもしれませんが、それでも80%くらいはできると思います。
 デッキ4の方が安定性に欠けると判断する理由は、2進化ポケモンであるアーケオスを手札に持ってきてトラッシュに送るという行動を2回繰り返さなければいけません。もちろん決まれば強い動きですし実際にCL福岡では優勝もしています。しかし、対戦回数が多くなるとどうしても事故ってしまうことが増えやすくなってしまうデッキでもあります。
 なので長期対戦を見据えるならデッキ3のようなデッキを選ぶ方が何もできずに負けることが少ないと思います。

環境を見据えたデッキ制作

 最後のこれが1番難しいです。どんなに安定しているデッキを使用したとしても、相性の悪い相手が多いのでは全く意味がありません。そこで大事になってくるのが環境考察です。
 以下の二つを見れば大体今の環境がわかるかなと思います。

ポケモンカード公式YouTubeチャンネルより
CL福岡のデッキ分布

個人的におすすめのブログ

 この2つで大体の環境素養はできると思います。また、有名プレイヤーがYouTubeで予想している動画もあったりするので探してみてください。
 これらのデータを見たときに大事になってくるのは

  • 使用率の多いデッキは何か

  • そのデッキに勝てるデッキにするのか、そのデッキで勝ちに行くのか

  • どのくらいのデッキに対応したものを作るのか

 この3つがデッキ選択において重要になります。特に2つ目が重要です。使用率が高いデッキを使用するということは、自動的に何度も同じようなデッキと対戦することになります。自分がしたいこと、されたら嫌なことは相手も同様にわかっています。なので、ミラーの対戦においての練習量が大型大会では大切です。
 3つ目もかなり重要です。使用率の高いデッキばかりに注目してそれ以外の対策を怠っていると、そのデッキに当たったときに勝てなくなります。なので使用率5位くらいまでは最低限のプレイングを考えておく必要があります。構築単位で無理に対策しようとすると本来の動きに対する安定性が失われてしまうので、どこまで対策するかは個人の判断です。
 また、勝てないからと言ってシェアの低いデッキの対策を無理にするのもやめましょう。そのカードが他の対戦でも役にたつならいいですが、基本的にはピンポイントメタなことが多いため他の対戦においては無駄なカードになってしまいます。特に、コントロール、LOと呼ばれるデッキのケアは無理にしないほうがいいです。最近話題のデッキタイプですが、変に意識してデッキを作る必要はないと個人的には思います。CL6-2で当たったら発狂ものですが使用者が少ない苦手なデッキは当たらないことで対策としてください。当たったらベストを尽くして負けても運がなかったと思いましょう。

まとめ

  • たね、1進化、2進化となるにつれ安定性が落ち難しいデッキになる

  • デッキにあったトレーナーズを採用しないと安定してデッキがまわならない。

  • 再現性を考える

  • 環境を考えてベストのデッキを探す

 大体この3つが長期戦を戦うデッキ構築の基礎になると思います。もちろん人それぞれ意見はあると思いますし、私自身はサーナイトを使い続けていますw
 なのであくまでも自分のデッキを見直すときの参考程度に考えてもらえればと思います。それぞれに使いたいデッキやコンセプトがあると思うのでぜひその気持ちを無くさずに頑張り続けて欲しいと思っています。
 また、先行後攻の差でほぼ負けてしまうデッキを使うのもおすすめはしません。多少不利になっても勝てるようなプランを考えておきましょう。
 今回はこの辺で終わろうと思います。もし何かご意見等ありましたらコメントください。ありがとうございました。

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