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生えた場所が悪かった

初夏の頃、庭の中に小さな木を見つけた。
こちらはカエデ

こちらはミズナラ(ドングリの木)

鳥が種を運んできたのか・近くの公園から飛んできたのか
何かのご縁でこの小さな庭にたどり着いて芽を出した
…のだが。
ここで大きくなられては困るのだ。
カエデは成長すると高さが10~15メートル
ミズナラは20~25メートルにもなってしまうのだ。
とても住宅地の小さな庭には置いておけない。
可哀そうだが抜いてしまわねばならない。
ご縁が無かったのだなあ。

以前住んでいたところでは
庭にエゾマツが植えてあった。
すでに5メートルほどになっていて
これはあまりにもまずいでしょう、ということで
大家さんに確認したら切ることになった。
エゾマツは北海道を代表する針葉樹の一つだが
成長すると高さが30メートルを超えるのだ。
近所の人によると昔エゾマツやトドマツを植えるのが流行ったとかで…
って一体、誰が言い出したんだろか!
どう考えても、無理!
しかも比較的根張りが浅いので
強風で根こそぎひっくり返る恐れがあるのだ。
大きくなって手に負えなくなってから切ろうとすると
住宅地なので切り倒すわけにはいかず
「空師」という木に登って高所で剪定・伐採する技術者の仕事となって
当然クレーンが必要になるし大掛かりになる分、経費も相当である。

何事も
後々のために
先々の事をよくよく考えてから
あ、考えるためには知識が必要なのでござる。
その子犬、セントバーナードですがダイジョブですか?

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