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「評価について考える」 〜飼い殺される人財〜

勤め人(サラリーマン)が一番関心のあること。
それは、『評価』

『納得できる仕事(はたらき方)ができているのか』ということは大した問題ではない。

『どのように評価されているか』ということだけが重要なのだ。

悲しくて、寂しいけれども、それが勤め人。
所詮、雇われの身なのだ。

もっと悲しくて、もっと寂しいことが、
高い能力があるにも関わらず、低い評価を下される者がたくさんいるということ。
能力と評価は必ずしも一致しない。

飼い殺された人財がたくさんいるのだ。
これから飼い殺される人財もたくさんいるはず。



〜 Don't worry ! Be happy ! 〜 その27

職場で日々奮闘している勤め人(サラリーマン)の仲間たちを応援します!
悩み多き仲間たちへ「はたらきかたのヒント」をお伝えします!

「2,000字程度の投稿です。3分だけお付き合いいただき、『はたらきかたのヒント』としてください。」

能力を十分に活かすことのできない状況に置かれている悲しき勤め人を『飼い殺される』と表現しています。

飼い殺された仲間たち。

高い能力を持っているに関わらず、
低い評価を下され、好き勝手に使われてしまう者がたくさんいる。
最小単位である部・課・係で評価をしてもらえないと、最終的に都合よく勤め先に飼い殺されてしまうのである。

「ポジションが人を育てる」と言われるのをよく聞く。
まさにその通りである。
大した能力を持っていなくても、高い評価を得ることで思いがけない大きな仕事を成し遂げる者がいる。
それなりの風格が出てきて、自信を持って仕事に臨むようになる。

高い評価は、勤め人の持っている能力をある程度のところまで引き上げる。
一方で、
低い評価は、勤め人の持っている能力をすべて潰してしまう。
そして、
不思議なことに、低い評価ばかり突き付けられる者は、やる事なす事すべてが悪循環となってしまう。
その結果、
自信を持って仕事ができなくなってしまう。
行動が消極的になってしまうのである。

潜在能力を潜在のままにしてしまうか否かは評価次第。
与えられたポジションに依るところが大きいのだ。

評価を得られず、昇格や昇進の途も閉ざされてしまった人財は、チャレンジをしなくなる。
チャレンジしてリスクをとる必要などまったくないのだ。

たくさんの飼い殺された先輩や仲間を見てきた。
予備軍と思われる後輩もたくさん見ている。

なぜ飼い殺されるの?

良い評価を得る(飼い殺されないため)には、アピール力が必要。そして、要領の良さも必要。
アピール力と要領の良さがないから、飼い殺される。


私は、30年近く勤め人(サラリーマン)生活を送っています。
勤め先は、従業員千人程度の中堅規模の金融機関です。
超一流大学の出身はほとんどいません(学歴は関係のない時代になりましたが)。

長い勤め人生活を送っていることから、
たくさんの仲間(先輩、後輩、そして同僚)と仕事を行なってきました。
残念なことに、
アピール力がないことから、アピール力だけ強く中身の伴っていない者に好き勝手に利用されてしまう仲間をたくさん見てきました。
中には、有名大学の出身者も多く、上手にポジションを与えればそれなりにいい働きをするであろう先輩もたくさんいました。

言い過ぎかも知れないが、自分自身を上手く守る術(すべ)を持っていないから、飼い殺されてしまう。
要領が悪すぎるのだ。
周りの人たちから、気を使ってもらうぐらいの図々しさが必要だ。
要領さえ良ければ、飼い殺されることはないのだ。

評価について考える。

評価をする者は、感情を持った人間。

公明正大な評価をすることはとても難しい。
しかし、
『人を評価するということ』は、評価される者の人生そのものを評価しているのということを忘れてはいけない。
相当の覚悟を持って評価をくださなければならない。
潜在能力や強みをしっかりと見極める必要がある。

上司が部下を評価するだけでなく、部下が上司を評価する制度がもっともっと普及することを望む。
そうでないと、淘汰されていく企業が多くなってしまう。
素晴らしい人財はすぐに流出してしまうことになる。
見切りをつけた優秀な仲間をたくさん見てきたのだ。

飼い殺されないために。

高い評価を得られれば、飼い殺されることはない。

高い評価を得るには、
評価する者に献身的であるかどうかも重要なポイントである。
そして、成果を強(したた)かにアピールすることが必要なのだ。
たとえ成果が出なかったとしても、上司に上手く取り入ってもらえばいいのだ。

自分自身を過大評価してはいけない。
しかし、
過小評価するのは、もっといけないことなのだ。


〜 Don't worry ! Be happy ! 〜

勤め人の本来の姿は、
評価だけを考えるのではなく、『納得できる仕事(はたらき方)ができているのか』を常に自問自答しながら行動することである。

「飼い殺されることなく、しっかりとした仕事観を持って前進せよ!」

今日は「評価について考える」をお伝えしました!

まだまだ、伝えたいことがたくさんあります。
次もまた、お付き合いください。


評価についての考え方を綴っています。
本稿と合わせ覗いてみてください。


要領の良さの重要性を綴っています。
これまた、合わせて覗いてみてください。


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