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【「QRメニューはなくす方向で考えている」!?日本の傾向?ベトナムは?】

最近、QRコードによるメニュー注文が増えてきているホーチミンの飲食店さん。
もちろん一覧できる写真メニューも用意しています。
私的には、これ、とても良いなーと思います。

もちろん、店の形態にもよります。

高級なお店やカウンターだけのお店で、お店の方と対面でお話するのもお店の売りの一つというような店で。
QRメニューのみの対応だったら、ドン引きするでしょう。

ですが、ファストフード的なお店や居酒屋さんとかだったら、QRメニューで良い、QRメニューの方が便利と思う昨今です。

なぜなら、先日一時帰国の日本で、お酒の名前を言おうとしたら「番号で言ってください!」
と私の注文に被せるように言った日本人スタッフ。
これ、すごく失礼だと思いますし、120種類ぐらいの日本酒のメニュー、覚えるべきだし。
銘柄を言ってから、確認のために番号を聞くのは良いとしても。
鼻から「番号で!」というのはいかがなものか。

みたいなストレス、感じなくて済みますもの。

ホーチミンでもしかり。

■忙しくなってくると、呼んでもなかなか来なかったり、
 言語の都合で注文が聞き取れず何度も聞き返されたり、
 「復唱します」で時間を取られたり。

■とりあえず飲み物だけ注文したいとき、一品だけ追加したいとき、
 「とりあえず」なのに、メニューを下げようとしたり、
 一品だけで呼ぶのは申し訳ないような気がちょこっとする。

■迷いながら注文するとき、その間、スタッフさんをそこに待たせておくのが気まずい。

などなど。

色々と気を使ったり、イラっとしたり。

QRだと、自分たちの都合で一品からでもすぐに注文できますし。
スタッフとのやり取りでのストレスがないし。
実際に出てきたら違う料理だったというミスも減るだろうし。
最後のお会計も明朗会計。
みんなでワイのワイのと割り勘で出し合ってから、初めてスタッフを呼んで「はい」と渡すこともできる。

と思っているのですが。

今度、新しくできる居酒屋さん。
結構席数も多いです。
「メニューはQRにされますか?」とお聞きすると。

「QRは日本では不評なので、取り入れません」とのことでした。

理由は

「まずスマホを持っていないお客様」
「お年寄りが使えない」
「味気ない、店員さんとのやり取りが楽しい」

ということで、せっかく普及したQRメニューを辞めるお店が増えているのだそうです。

スマホを持っていないお客様には、店員のスマホで代わりに操作する。

「お年寄りが」というのはしかりで、一時帰国の時にご年配のご婦人方が、
「私ら、こんなん、できひんわ。あんた、ちょっと注文、取ってちょうだい!(怒)」って怒ってましたけど。
そういう方の場合は、スタッフさんが注文を聞いてあげれば良いと思います。

「楽しい」「面白い」と思えるようなスタッフさんがいれば話は別。
看板スタッフとして、お客様と大いにコミュニケーションすれば良いと思います。

特にお鮨屋さんの場合、板長、板前さんたちとのやり取りは、訪れる楽しみの一つです。
そんなに鮨屋さん、たくさん知ってるわけじゃありませんが。
だから数少ない中から言えることかも知れませんが。
私の中で、ホーチミン内で話をしたい板長さんはPham Viet Chanh「作」の「渡瀬」さん。
ミラノで握っていらしたので、イタリアの話やイタリアのお客様はどうか、
当店にもイタリア人のお客様が良くいらっしゃるので、興味津々です。

というわけで。

今はまだいろんなことが過渡期、移行期で、問題が多々あるとは思いますが。
どちらか一方しか使えないということではなく、当分はどちらも使えるようにしてはどうでしょう。

さらにQRの普及が、単なる「人手不足解消」「店側の都合」という理由からだけではなく、それ自体が「面白い」「楽しい」コンテンツとして提供できるようになったら、もっと広がると思います。

いっそのこと、ロボットもどう?
URLをクリックすると、動画が流れます。

https://www.tiktok.com/@uscaly/video/7326711571533565216

※実はこの方は、人間です(中国)。
プロのダンサーさんで、このレストランのオーナーさんです。
すごいですよね。このサービスは…。


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