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産地の学校、東京校

みなさんこんにちは!
5月26日より産地の学校(東京校)第5期がスタートしました!
このマガジンでは、その講義の様子を受講生によるレポートという形で皆さんにお伝えしていきたいと思います。
今回は記念すべき第1講の様子を、私事務局モリがお伝えしていきます。

第1講は産地の学校を運営する株式会社糸編より、代表の宮浦晋哉さんにお越し頂きこれから行われる全12講の概要と受講の際に特に必要となる基礎知識について伺いました。

まずは概要から。
産地の学校(東京校)は以下の12講を予定しています。

1.オリエンテーション・産地概論
2.原料・素材
3.織物構造について・工場見学
4.織物・天然繊維
5.織物・化学繊維
6.横編みニット 手編み〜工業生産
7.個別面談・個別補講
8.カットソー講義
9.製品染め・加工
10.テキスタイル開発
11.産地概論応用
12.総括・プレゼンテーション

原料、織物からはじまり、テキスタイル開発に至るまで繊維産業や産地と関わる上で把握しておくべきエッセンスを一気通貫して受講できる内容となっています。
特に第3講と12講は宮浦さんのキャリアの原点でもある八王子は文化ファッションテキスタイル研究所での実地研修が盛り込まれており、座学だけではない現場重視の講義が予定されています。

つづいて業界の川上、川下といった単語の理解から天然繊維、合成繊維といった具体的な繊維の分類まで基礎知識について掘り下げていきます。

この日は普段紡績工場にお勤めの方にご協力頂き亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)の原料を実際に手で触りながら天然繊維の中でも特に植物繊維の説明で盛り上がりました。

また各繊維産地の特徴を決定づける重要な要素、短繊維と長繊維についての説明に入っていきます。綿花を扱うことができた産地とそうでない産地、
歴史の変化に対応し結果的にウールの加工に秀でた産地。
日本中の産地を縦横無尽に取り上げながら宮浦さんの講義にも熱が入ります。第1講からその名の通り「産地の学校」の講義が展開されました。

最後に、産地への理解が不足していため宮浦さんが引き起こしてしまった過去の失敗談、そしてその失敗を通じて確信した産地を理解することの重要さを語って頂き改めて産地の学校を通じて皆さんにどう学んでもらいたいか、想いを聞かせてもらいました。

講義のあとには産地の学校名物、受講生の皆さんでお酒を交えた懇親会が行われ初対面にも関わらず会場の時間ギリギリまで盛り上がっていました。

事務局 モリ

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