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ベンベルグ®ラボ 最終プレゼンテーション

<ベンベルグ>ラボ第10講は、その集大成となるプレゼンテーションを行いました。受講生には、これまでの座学や工場視察で学んだことを個々にまとめ、<ベンベルグ>の新たな可能性や繊維産地の活性化に繋がる提案をしていただきました。

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完成度の高いプレゼンテーションの連続に、関係者一同感嘆するばかりです。受講生の真摯な思いがひしひしと伝わる充実した時間となりました。

今回のプレゼンテーションでは、そのすべてに共通するメッセージがあることに気がつきました。それは「サステナブルへの意識や理解を変えていきたい」という思い。それぞれ表現方法は異なりながらも、伝えたい思いの方向性は同じなんだとラボメンバーのプレゼン内容から感じることができました。

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今回のプレゼンテーションで発表されたテーマ
・ファッションを通して「生分解」を体験する
・作り手視点と産地視察の意義
・ベンベルグとサステナビリティ
・消費者への架け橋としての販売員・EC
・光るベンベルグ
・ベンベルグラボに参加して
・環境配慮市場の穴場・エンターテイメント業界と旭化成の可能性
・Bemberg 100% Brand


どれも素晴らしいプレゼンテーションでしたが、旭化成株式会社、産地の学校事務局、日本ファッション協会、代表者9名による厳正な選定を行いました。今期は、旭化成株式会社から旭化成賞、産地の学校から産地の学校賞、日本ファッション協会から日本ファッション協会賞とそれぞれの審査基準に基づいて、各賞の受賞者を選出させていただきました。

旭化成賞 : 高橋空さん「消費者への架け橋としての販売員・EC」


審査基準:ベンベルグの特長・特性を理解しているか、ベンベルグの各産地とのかかわり方を自らの視点で見学・考察しているかを審査する。

受賞理由:産地遠征を通じ、繊維業のサプライチェーンと消費者をつなぐ販売員やECの重要性に気づく。自身の経験もふまえながら、販売員とECの現状や課題を分析し、その具体的な解決策を提言する。

産地の学校賞 : 荻野智生さん「作り手視点と産地視察の意義」

審査基準:繊維産地の活性に繋がるようなアイデアあるプレゼンテーションであるかを審査する。アイデアには実行現実性を重要視する。

受賞理由:産地視察で生産工程を知ることの重要さと楽しさを学び、山梨のまちおこしに感銘を受ける。産地の技術や思いを理解し消費行動に移せる倫理観のある消費者の育成を提言。その方法として、生産工程を体感できる産地視察の重要性を説く。

日本ファッション協会賞 : 塩澤僚子さん「ベンベルグとサステナビリティ」

審査基準:企画の意図やメッセージが伝わるプレゼン力と、ラボの意図を理解して、未来に向けての時代性・先進性が考えられているかを審査する。

受賞理由:<ベンベルグ>ラボを通して、ものの価値とは何かという疑問と、いいもの(いい服)を大切に長く扱うことの重要性に気づく。そこで、webやSNSを使い、若者に向けた価値情報の発信(価値を知るきっかけ作り)を提案する。


7月のスタートから約5ヶ月間、全10講に渡って行われた第2期<ベンベルグ>ラボ。<ベンベルグ>を通じて、繊維産業への理解の深まりはもちろんですが、サステナブルへの関心やものづくりの工程など多くの知識を得ることができたようです。学生の参加が多かった今期は、今後目指す目標を共有できる仲間に出会えたことがなにより一番の収穫になったのではないでしょうか。この貴重な出会いを生かして、今後の活動に繋げて欲しいと思います。

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事務局 板倉

ベンベルグ®は旭化成の再生セルロース繊維・キュプラのブランドです


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